去る10月25日、「北大農場」こと生物生産研究農場で畜魂祭が執り行われました。実験や実習で命を頂いた家畜に感謝し慰霊するために、毎年10月に平成ポプラ並木の脇で実施されています。農場長の山田敏彦さん(北方生物圏フィールド科学センター 教授)は、この1年で教育・研究に用いた377羽のニワトリ、44頭のブタ、40頭のヒツジ、10頭のウシに対して慰霊の言葉を述べました。
また山田さんは、最近日本国内で広がりつつある豚コレラへの警戒を訴え、食品廃棄「フードロス」の問題についても触れました。そして、貴重な命を頂戴する者としての心構えをもつように、と食に供する動物たちの命に関わる研究をしている学生たちに訴えかけていました。
【林忠⼀・北⽅⽣物圏フィールド科学センター/いいね!Hokudai特派員】
(家畜の御霊に頭を垂れ慰霊する参加者たち)
(農場長からの挨拶)
(2011年10月建立の畜魂碑。3代目です)
(供物の各種飼料。中央には盛り塩。12時の方向から時計回りに牛用デントコーン、鶏の雛用配合飼料、幼牛用配合飼料、鶏の大雛用自家配合飼料、成牛用配合飼料、豚用自家配合飼料、農場産えん麦、成豚用配合飼料。加えて今年は農場産のトマトピューレも添えられていました)