行動指針レベルが1への引き下げられ、対面でおこなわれる授業も増えてきました。なかでも実習は五感を通して学ぶ貴重な機会であり、農学部畜産科学科3年生対象の畜産物利用学実習も待望の対面実施となりました。
この実習は、酪農食品・食肉製品・皮革製品の作製をそれぞれ10回の実習で学びます。今回ご紹介するのは食肉製品で、農場のアグリフードセンター(AFC)でおこなわれました。10回中4回はリモート講義になりましたが、6回分は対面での実習がおこなわれることになり、写真はその5回目の様子です。
ロースハム、ベーコン、エマルジョンタイプソーセージの塩漬…写真を見ているだけで涎が出てきそうですが、原料の枝肉は農場で育てたブタたちです。秋には教育研究に貢献してくれた家畜たちへの慰霊の畜魂祭もあります。美味しいだけでは無く命を頂くことの意味を含め、多くのことを学ぶことが出来ると良いですね。
【林忠⼀・北⽅⽣物圏フィールド科学センター/いいね!Hokudai特派員】
(塩漬してあった肉をサラシに巻いて海苔巻きのように成形していきます)
(充填機から手で押し出しながらケーシングに詰めていきます)
(結紮(さつ)機で両端を結び留めます)
(自分で結紮したロースハムの内、ひとつにアルミのナンバープレートを付けます。
これで確実に自分の手で作ったロースハムを買うことが出来ます)
(次回実習のエマルジョンタイプソーセージ用赤身肉に塩を混ぜ込み塩漬します。
別の台では脂肪の塩漬作業が行われました)
(前々回の実習で塩漬したベーコンは職員の手で燻製され完成間近)
(作業の最後は清掃で締めくくり。衛生管理は重要です)
(実習の最後に試食タイム。手前からボロニアソーセージ、エゾシカ肉のソーセージ、レバーソーセージ)
(AFCスタッフの作ったソーセージに舌鼓を打ちながら、今日作ったロースハムの完成に思いを馳せる)