北大正門(北8条)を入って右手に見えるのが大学本部棟。そのすぐ西側の小道を100メートル進むと,赤茶のタイル張りの建物群,環境科学院が見えてきます。この場所は,昭和40年代までは旧教育学部の前庭でした。いまは環境科学院玄関前の駐車場となっていますが,なんとこの場所に学内で一番の大きさを誇るエゾイタヤ(カエデ科)の巨木がどっしりと構えています。
まるで4本のエゾイタヤを1本に束ねたような姿。地面から約140cmの高さから幹が四方に分かれて広がっています。緩やかな傾斜で太く枝分かれしているので「木登りの木」としてうってつけかもしれません。四方に枝分かれしている辺りにツリーハウスを作ってみたくなるような,そんな遊び心もかきたててくれます。
樹齢はどのくらいなのでしょうか。メジャーで幹の周囲を測ってみると,なんと530cm!大人3人が両手を広げて囲ってみても,手を結ぶことができないほどの太さです。
まさにご神木ですね。