いいね!Hokudai

  • About

Categories

  • 歳時記
  • クローズアップ
  • フレッシュアイズ
  • ジョインアス
  • チェックイン
  • 匠のわざ
  • ようこそ先輩
  • バトンリレー
  • みぃつけた
  • おいしいね
  • 過山博士の本棚から
  • フォトコンテスト

北海道での無理のない判断を支える 〜札幌管区気象台〜

「車が埋まりそうだから今日は在宅にしました」――

先日の火曜日は札幌でもホワイトアウトが起こるほど荒れた天気となりました。冒頭のコメントは、当日朝の会議で、いいね!Hokudaiのスタッフから出たものです。私たちがふだん暮らす上で、特に北海道のような雪国では、気象予報がどれほど大切な存在かを改めて感じます。

(2021年1月19日(火)午前10時の高等教育推進機構前の様子)

ということで、今日の記事では、私たちを毎日支えてくれている、ある場所を簡単にご紹介します。北2条西18丁目にある、札幌管区気象台です。

(札幌管区気象台を外からパシャリ。高層気象観測塔(写真奥の円柱の建物)は現在解体が進められているそうです。)

札幌管区気象台は、気象庁の地方支分部局として全国に5箇所設置されている管区気象台の1つで、北海道全域を管轄しています。実は、その歴史を紐解くと、札幌農学校第2代教頭 ウィリアム・ホイーラーが登場します。明治初期、開拓使は厳しい気候の北海道を開拓するために気象観測の必要性を強調し、ホイーラーによる気象観測方法を採用したのです。明治9年(1876年)から東創成通り(現在の南2条東1丁目)で始まった観測が、現在の札幌管区気象台につながっているそうです(このあたりの詳しい話はまたいつか)。

現在、私たちが北海道で無理なく過ごす判断ができるのも、こうした歴史があったから。そんなことを考えながらみた今朝の天気予報は、いつもとちょっと違った見え方がしました。

(明治23年から昭和14年まで測候所は北8条西9丁目あったそうです。地図で調べると農学部の南西あたり。歩いて手がかりを探してみるも、見つからず……)

Information

Update

2021.01.21

Categories

  • チェックイン
  • Twitter

投稿ナビゲーション

Previous
  • 匠のわざ
#8 大学の安全衛生管理の充実を目指して~安全衛生本部 化学物質等安全管理担当~
2021.01.20
Next
  • 匠のわざ
#9 研究の頼れる味方〜硝子工室〜
2021.01.22

Related Articles

    • チェックイン
    北大生の悩みを、ワンストップで相談できる窓口「HOSSO」開所!
    2025.04.09
    • チェックイン
    『流氷への旅』冬から春へ。雪どけの札幌、低温研[物語の中の北大No.33]
    2025.03.28
    • チェックイン
    第3弾!世界のクマ研究最前線|地球の未来をクマの生態から読み解く、クラウドファンディング実施中。
    2025.03.17
    • チェックイン
    • 動画
    科学を「ある」く~北大生が考える科学の功罪~
    2025.03.13
いいね!Hokudai
Official
Site