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北大総合博物館で藻類の企画展示が開始~展示の立役者に思いを聞いた~

7月13日から9月4日まで、北大総合博物館で夏季企画展示「藻類の時間軸 -私たちの始まりへ-」が開催されます。本日はオープニングセレモニーが実施されることから、早速、行ってきました。展示の始まりを告げるテープカットの後、藻類の企画展示を手がけた阿部剛史さん(総合博物館 准教授)からお話を伺いました。また、本展示の目玉の一つであるインスタレーション作品を担当した長坂有希さんにお話を伺いました。

(本日のテープカットの様子。左:小澤丈夫さん(総合博物館長)、中:山本文彦さん(理事・副学長)、右:小亀一弘さん(日本藻類学会会長 )。)
(標本の展示を手がけた阿部さん。)

阿部さんは、この展示のどのような点に注力されましたか?

阿部さん: まずは、藻類を認識してもらうことに注力しました。他の展示を目的にして北大総合博物館に来場される方が多いですが、日本を代表する標本がここにあるということを知ってもらえるような展示にすることを意識しました。

阿部さんにとって、藻類とは何ですか?そして、藻類にあまり関心がない人にどのようなことを伝えたいですか?

阿部さん: 自分にとって藻類とは、身近で当たり前にある存在です。これを機に藻類にあまり興味・関心がない人もコンブ・ワカメとして食べるだけではなく、藻類が人類の酸素呼吸等の様々な重要な部分に関わっていることを知ってほしいです。

(インスタレーション作品を手がけた長坂さん。)
長坂さんはどのような思いでインスタレーション作品を手がけられましたか?

長坂さん: 私たち人間は各々、一生懸命生きていますが、藻類もまた、私たちとは違う時間軸で一生懸命生きています。その藻類の時間軸について、本展示をみて想像してほしいという視点でデザインしました。

アーティストの視点で来場者に伝えたいことは何ですか?

長坂さん: 私たちが住んでいる地球環境を作りだしたのは藻類です。藻類は普通に生きていると地味で見えない存在ですが、この展示を観て、そのような存在である藻類が地球や環境を良い方向に変えていることを感じてもらいたいです。

 

阿部さん、長坂さんに共通する思いは、この展示を私たちに重要な役割を果たしている藻類について考えるきっかけにしてほしいというものでした。私は、展示に参加することで脇役として捉えていた藻類に対する認識が大きく変わりました。ぜひ、みなさんも本展示をご覧頂き、藻類に関して今一度考えるきっかけにして頂けたらと思います。

本イベントの開催情報です。
夏季企画展示「藻類の時間軸 -私たちの始まりへ-」
日時:2021年7月13日(火)~ 9月4日(土)10:00~17:00
場所:北大総合博物館 1階企画展示室
参加費:無料
詳細は【こちら】

【長内克真・CoSTEP本科生/農学院博士1年】

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2021.07.13

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