2021年もあとわずか。今年は「いいね!Hokudai」フォロワー数が1万人に達した記念すべき年でした。本日は今年最後の記事として、いいね!Hokudai記事から選んだ2021年の10大ニュースをお伝えします。選考基準は2021年1月1日から12月上旬までの「いいね!Hokudai」記事のFBページのリアクション数とアーカイブサイトのページビュー数の合計を元に、社会的な関心も若干勘案して、記事単位ではなくニュース単位で決定しました。それでは10位から!
第10位 恵迪寮の木彫り熊、ルーツ発見(2月)
取材の折に、恵迪寮同窓会事務室でいいねスタッフが目にした「閉寮記念1983」と刻まれた木彫りの熊。気になって調べてみると作者の方にたどり着くことができました。恵迪寮は北大のシンボルのひとつ。やはり関心が高かったようです。
第9位 新属新種の恐竜ヤマトサウルス、論文発表(4月)
淡路島で発見された恐竜化石を、本学の小林快次さん(総合博物館 教授)らが新種新属のヤマトサウルス・イザナギイと命名し、論文を発表。この恐竜は、ナショナルジオグラフィック「2021年に発見された驚異の新種恐竜10選」にも選ばれました。
第8位 札幌キャンパスがオリンピックマラソンコースに(8月)
1年延期された東京オリンピック2020。マラソンは札幌で実施され、札幌キャンパスはコースの一部となりました。いいね取材班は当日の取材を自粛しましたが、レース1週間前に掲載した記事が8位にランクインしました。
第7位 道東沖で大規模な赤潮発生(11月)
道東沖では9月下旬から大規模な赤潮が発生し、漁業被害が起きています。その原因を探るため、水産科学研究院の研究者らが うしお丸での調査を実施。その原因を、低温でも増殖できる植物プランクトンだと明らかにしました。
第6位 いいね!Hokudaiが本に(3月)
3月末に『北大キャンパスガイド』を北大広報・生協・出版会とのコラボで発行しました。キャンパス内の施設や自然を写真や地図と共に紹介する本書は、キャンパス散策のお供としてお勧めです。現在も絶賛発売中!
第5位 ノーベル物理学賞と北大の地球気候研究(10月)
10月5日、ノーベル物理学賞の受賞者3名が発表されました。そのなかの一人、真鍋淑郎さんに縁がある山中康裕さん(地球環境科学研究院 教授)に即日取材、解説記事を掲載。北大が気候研究のメッカとなった背景についてもお話を伺えました。
第4位 「あの橋」、惜しまれつつ撤去へ(8月)
知る人ぞ知る「あの橋」こと石山通をまたぐ跨道橋。札幌オリンピックに伴う都市整備に伴って設置されたこの橋は老朽化のため、2021年10月末に撤去されることになりました。8月に掲載されたこの記事ではじめてその存在を知った方もいるようです。
第3位 ベンジャミン・リストさんがノーベル化学賞を受賞(10月)
北大の化学反応創成研究拠点「ICReDD」の主任研究者で特任教授もつとめるベンジャミン・リストさん(マックスプランク石炭研究所)がノーベル化学賞を受賞。いいね取材班は10月6日に速報するとともに、その後も記事や動画を公開しました。
第2位 エキノコックスへの関心高まる(通年)
エキノコックス症は北海道の風土病として知られる感染症です。2005年以降、愛知県でもエキノコックスの卵が犬の糞から確認されており、これが夏頃からSNSやメディアでも話題になり始めましたが、「いいね!Hokudai」では2020年末頃から関連記事が常にアクセス上位に位置していました。
第1位 続く新型コロナへの対応(通年)
2021年の10大ニュース第1位は、多岐に渡る内容で扱った新型コロナとなりました。研究では感染状況の予測、治療薬開発、唾液による迅速PCR検査の開発、下水を用いたモニタリング、野生生物への影響、マスクの印象など。教育ではオンラインでの自然科学実験やFD。そしてオンラインでの部活やサークル、学生生活、食品配布などの学生支援、職域接種についてお伝えしました。
いかがだったでしょうか。来年の10大ニュースからはコロナが消えていてほしいものですね。それでは皆様、良いお年をお迎えください。