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小笠原のウミガメ保全についてのサイエンスカフェが開催されます。

今週末の8月7日(日)15時より、第124回サイエンス・カフェ札幌がYouTubeLiveにて開催されます。テーマは小笠原諸島に生息するアオウミガメの保全研究です。
北海道大学CoSTEP、北大大学院獣医学研究院をはじめ、つくば市にある国立環境研究所、青森県の北里大学、そして小笠原諸島父島にある「海洋センター」と中継をつなぎ、YouTubeLiveにて配信されます。ウミガメの生態や保全活動について、現場のプロから直接、お話をきくことができます。

 
小笠原では、国内外来種のクマネズミが固有種を脅かしており、対策のひとつとして、環境省により殺鼠剤が散布されています。この研究チームは、殺鼠剤がアオウミガメの体に与える影響を「予測」する方法を開発し、さらには他の野生動物へと応用の幅を拡げようとしています。このチームのおもしろいところは、細胞工学、毒性学、AI&シミュレーションという、野生生物保全研究のイメージからは少し離れたアプローチで、殺鼠剤による影響評価システムを確立しようとしているところです。
 
カフェのみどころは「細胞の不死化」です。彼らは、培養を繰り返しても半永久的に老化しない細胞を作製することに成功し、それを非侵襲的(ひしんしゅうてき)な毒性評価に活用しようとしています。つまり、ウミガメを使った動物実験は不要で、自然死した個体の体細胞から不死化細胞を作出し、冷凍保存してだいじに使うのだそうです。死んだ個体の細胞から、老化しない細胞を作る?!果たしてそんなことができるんでしょうか!カフェで詳しくお話をきいてみましょう。
 
第124回サイエンス・カフェ札幌 × 環境研究総合推進費公開シンポジウム
「こちら、ウミガメ研究チーム
〜細胞×毒性×AI ラボから救え!小笠原の希少種」
  • 日 時:2022年8月7日(日) 15:00~16:30
  • 会 場:YouTube Live ※詳細はコチラ
  • 話し手:
    片山雅史(かたやま・まさふみ)/国立環境研究所 生物多様性領域 研究員
    中山翔太(なかやま・しょうた)/北海道大学 大学院 獣医学研究院 准教授
    武田一貴(たけだ・かずき)/北里大学 獣医学部 助教
    近藤理美(こんどう・さとみ)/認定NPO法人エバーラスティング・ネイチャー(ELNA) 調査研究員
  • 聞き手:池田貴子(いけだ・たかこ)/北海道大学 CoSTEP 特任講師
  • 参 加:無料、申し込み不要
  • 主 催:
    北海道大学 CoSTEP
    国立環境研究所 生物多様性領域
    北海道大学 大学院 獣医学研究院 毒性学教室
    北里大学 獣医学部 毒性学研究室
    認定NPO法人エバーラスティング・ネイチャー(ELNA)
  • 後 援:日本野生動物医学会
 
※このイベントは、CoSTEPが運営するサイエンス・カフェ札幌と、独立行政法人環境再生保全機構の委託研究「環境研究総合推進費」の公開シンポジウムとの共同開催です。
 
詳細は、第124回サイエンス・カフェ札幌 特設サイトをご覧ください。
 

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2022.08.01

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