秋も深まる札幌キャンパス内、人文・社会科学総合教育研究棟にて経済学部主催の第1回プレゼン大会が開催されました。テーマは「北大を知ってもらう(自分も知る)には?」です。
参加資格は、チームに一人でも北大学部生がいることです。普段からプレゼンやディベートをしているゼミが多い経済学部の3、4年生が中心となり、6チームがエントリーしました。
社会科学的思考法を活用してこれからの地球社会の課題を解決できる人材の育成を目的とした本大会。「独創的で優れたアイディアを創り出す能力」と、「他者に対してそのアイディアを伝えて他者を巻き込む能力」の2つにフォーカスを当ててプレゼンを競います。
10分間のプレゼンと10分間の質問時間の中で、評価項目は「発表内容」「発表資料」「話し方」「質問への対応」の4つ。何度も試行錯誤をしてつくりこまれたことが分かるプレゼン内容と、堂々とした発表者のプレゼンに対して、鋭い質問が飛び交います。プレゼンを行って終わるのではなく、質問をして相手の弱点をつくことも大切な能力だということが伝わってきます。
優勝したのは「チームオモティー」!「大志これくしょん」という北大生のとりくみを外部にプロモーションする方法を提案しました。その他にも、北大内の豊かな「緑」資源を一般市民に開放する地域社会への貢献提案や、若者向けに北大の伝統である「ジンパ」を開催を提案するチームなど、ユニークなアイデアが多くでてきました。残念ながら入賞できなかったチームも力を出し切った良い顔をしていて、プレゼン大会の後に開催した茶話会では、発表者同士のフィードバックや意見交換の場となったようです。
主催者からは「このような機会を生かして、短い時間で自分の主張を伝える練習の場にしてほしいです。来年はさらに多くの学部生に挑戦してほしいですね。」との声。このような学部(ゼミ)横断型交流会は、学生たちのモチベーションアップや、横の繋がりをつくる機会の創出となり、今後さらに貴重な機会となるのではないでしょうか。来年以降も続く本プレゼン大会。学生のみなさんが、プレゼン大会の経験を通して成長していく姿が楽しみですね。