これまで何度も「いいね!Hokudai」でも取り上げてきた、はやぶさ・はやぶさ2プロジェクトと小惑星試料の研究。9月11日(日)13時から、このプロジェクトの中心にいた二人がお話しする無料公開イベントが開催されます。会場は北大札幌キャンパスですが、オンラインでの参加も可能です《詳細はこちら》。
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今回お話する一人は、國中均さん(JAXA 宇宙科学研究所長)です。國中さんは、はやぶさ2プロジェクトの開発フェーズのプロジェクトマネージャーであり、日本独自のマイクロ波型イオンエンジンの開発者でもあります。はやぶさプロジェクトでは、エンジン4機すべてが停止してしまった事態を、「こんなこともあろうかと」と準備しておいたクロス運転用回路で切り抜け、地球への帰還を実現させました。
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もうひとりの演者、圦本尚義さん(北海道大学 理学研究院 教授)は「はやぶさ・はやぶさ2が採取した小惑星試料のインパクト」と題してお話しをします。イトカワとリュウグウからもたらされた資料から、太陽系がどのように形成され、進化してきたかを読み解きます。
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この企画は、9月11日から16日まで札幌で開催される第22回国際真空会議を記念して、日本表面真空学会等が主催・共催するものです。