大盛況の第67回北大祭。
正門側からメインストリートを北上すると、農学祭の次に見えてくるのが、「International Food Festival(IFF)」です。
ここでは、世界各国から北大に集う留学生たちが、自国のおいしい料理をふるまっています。ケバブ、ビリヤニ、ガパオライス、小籠包……おいしそうな匂いを嗅ぎながら歩いていると、陽気なリズムが耳に飛び込んできました。
(とっても陽気なナイジェリアブース。シンプルながら、ずっと聞いていられるビート)
ここ「Royal Africa」では、ナイジェリアの料理が楽しめます。
中でもおすすめは、スパイス香るジョリーチキンと、濃厚な味わいのナイジェリアンカレーとのこと。ちょうどお腹が空いてくる12時過ぎ。焼けたチキンから漂う香ばしさ、カレーの芳醇な香りに誘われて、迷わず即購入でした。


ひと口ごとに感じる重厚で濃厚なスパイスの重奏。ホロホロなカレーのチキン、外はパリッと中はジューシーなジョリーチキン。食感も味も豊かで大満足でした。
食べ終わって歩いていると、今度は何やら、カラカラカラ~と軽快に鳴り響く楽器の音色が聞こえてきました。立ち寄ってみると、そこはインドネシアのブース「Warung Nusantara Indonesia」でした。

留学生の皆さんが親切に店名の由来を教えてくれました。「Warung」とは伝統的な小規模店舗のことで、家庭料理のようなイメージだそうです。
おすすめを聞くと「Everything(全部)!」と満面の笑みで即答してくれました(笑)。
中でも特にイチオシはバタゴール。揚げた肉団子にピーナッツソースをかけた料理で、日本ではあまり馴染みのない組み合わせですが、相性は抜群とのこと。本来は辛い料理ですが、北大祭では日本人向けにマイルドにアレンジしてくれています。

最後に北大祭の来場者へのメッセージをお願いすると、こんな素敵な言葉をいただきました。
“Please come and enjoy International foods in Hokudai-sai, and also don’t forget to come to our Indonesian tent!”
「ぜひ北大祭にお越しになり、国際色豊かな食事を楽しんでください。そして、私たちのインドネシアのテントに立ち寄るのをお忘れなく!(執筆者和訳)」
北大祭のIFFは、北海道から世界各国まで、徒歩5分でグルメ旅行ができる素敵な場所です。留学生たちとの温かい交流も魅力の一つ。
今後の記事では、北海道大学の農場で育てられた「北大牛乳」を提供する「北大マルシェ」をご紹介します。
北国の万国博覧会ともいうべき食の祭典、皆さんもぜひお楽しみください。