北大祭では、北大レクチャーを実施しています。
北大レクチャーは、発表を希望する北大の学生が、自身の研究内容を紹介する場です。
今回、北大レクチャーを運営している北海道大学大学祭全学実行委員会事務局の西井笙さんにお話をうかがいました!
北大レクチャーは3年前の北大祭から実施されています。一般に学祭といえば、模擬店を楽しんだり、サークルの企画を巡ったりすることを目的に来られる方が多いでしょう。
一方で北海道大学というのは学術分野でもさまざまな業績のある大学です。このような大学の学術的な側面を前面に出すことを目的に、北大レクチャーは実施されるようになりました。
北大レクチャーでは、事前に応募のあった学生からの発表があります。
発表するのは主に研究室に所属する学部4年生や大学院生。応募制で行われ、法学部や文学部、理学部など、さまざまな分野の学生がそれぞれの研究テーマを紹介します。普段は触れることのない専門分野の話でも、発表者たちは一般の方にもわかりやすく伝える工夫をしています。

このように、内容がとてもおもしろい北大レクチャーですが、課題もあります。
北大レクチャーの運営を担当する西井笙さんによれば、「もともとクラーク会館という北大の最も南に位置する場所で実施していること、そして、企画のターゲット層が大人であることもあり、なかなかお客さんに来ていただくことが難しいです」とのこと。
そのような中、運営では、事前に図書館の掲示板に広報の掲示をしたり、会場をスタンプラリーチェックポイントにするなど、お客さんが来るように工夫しています。
「北大レクチャーにぜひ来ていただいて北大の学問のレベルの高さを市民の方々に感じてもらえたらなと思います」(西井さん)
北大レクチャーは北大祭の開催中は毎日複数の発表が行われています。日によって発表するテーマや分野が異なるため、何度来ても新たな発見があるのも魅力です。もし「北大生がどのような研究をしている?」と気になった方は、ぜひクラーク会館へ足を運んでみてください。
