ピロティの天井(2階床部分の外壁)には、直線と曲線を組み合わせた巨大な模様が描かれています。それはプロポーションを決めるときの基本となる考え方、人間にとって最も安定していて、美しいと言われる「黄金比」の図案です。
構造から、細部のディテールにわたって教育的な配慮が施された立体教科書「建築都市スタジオ棟・オープンラボ」。
「このスタジオはいつもオープンですから、また是非いらしてください」。案内をしてくださった小林英嗣さん(北海道大学名誉教授)は、建築を志す学生たちの成長だけでなく建物の成長も静かに見守っているようでした。
学生たちがカスタマイズすることで成長しつづけるスタジオ。次回の訪問が楽しみです。
前回と前々回の記事はこちら
- 【チェックイン】#16 キャンパスの中央に佇むガラスの現代建築(1)(2012年11月30日)
- 【チェックイン】#18 キャンパスの中央に佇むガラスの現代建築(2)(2012年12月7日)