『マニアックな世界を覗いてみませんか?』
昆虫展のポスターに書いてある誘いの言葉。勇気を出して足を一歩踏み出せば、そこには魅惑の昆虫パラダイスが・・・
北大祭の期間中、高等教育推進機構2階E205で開催している昆虫展。同展は北大昆虫研究会(通称むしけん)による企画で、道内のチョウの標本をはじめ、パプアニューギニアのニジイロクワガタなど、世界各国から集められた約1,000点の昆虫が展示されています。壁には採取記が標本とともに展示され、会員の昆虫に対する熱い思いが感じられます。
昆虫について「旅行先で虫を捕まえることで、旅の思い出が虫を見るたび蘇ってきます」と話すのは、農学院修士1年生の占部智史さん。彼は、今回の展示を企画したひとりです。占部さんはさらに「自然が作り出すデザインや、どう考えても作り出せない色の配色に魅力を感じます」と話します。
「虫が嫌いな人の反応はどうですか?」という問いには、「皆さん怖いもの見たさで来てくれます。虫が嫌い!と言っている人って、実はすごく興味を持っているんです。嫌いは好きの裏返しなんです。」と、笑顔で答えてくれました。そういういう人たちに、昆虫の持つ素晴らしい世界観を伝えたいという思いで、この昆虫展に取り組んでいます。
「マニアックな世界」って自分とは関係ないと思っているあなた、実はこの記事を読んでいる地点で、片足が入っているのです。この機会に思い切って飛び込んでみませんか?
昆虫展、本日は10:00〜20:00まで展示を見ることができます。
【千脇美香・CoSTEP本科生】