北海道大学人獣共通感染症リサーチセンター主催による市民公開講座「感染症の克服に向けて」が学術交流会館で開催されました。本講座では、人類が克服できていない課題の一つである感染症の最新研究について学ぶことができます。登壇した研究者は4名。トップバッターは喜田宏さん(北海道大学大学ユニバーシティプロフェッサー/写真2枚目)で、「パンデミックインフルエンザに対する備えはできた」と題し、研究紹介をしていただきました。
北大では平成29年4月に国際感染症学院を設置します。本学院は人獣共通感染症に関する高度な専門知識と問題解決のための知識を学び,世界の感染症研究の発展ならびに感染症の制圧に貢献できる人材を育成します。感染症は人類がこの先も向き合っていかなければならない問題です。北大では今回のような市民講座の開催から研究者の養成まで、感染症に関して幅広く取り組んでいるのです。
さて、写真4枚目は市民講座の出席者に配布されたグッズです。インフルエンザウィルスとエボラウィルスのキーホルダーと、細菌クリップの中から一種類を選ぶことができました。人獣共通感染症リサーチセンターではこういったグッズを作って、感染症問題に対する関心を高めようと弛まぬ努力を続けています。