10月27日(金)まで、札幌キャンパス内のエンレイソウギャラリーにて、北大美術部黒百合会による「2017年度新人展」が開催中です。新入部員10名が3カ月の時間をかけ自分たちだけの力で、本展示を企画しました。今回は代表して、3名の新入部員にお話を伺いました。
竹内萌さん(水産学部1年)の作品「真夏の夜の夢」では青を基調にミズクラゲが描かれています(写真2枚目)。海洋生物の中でもとりわけクラゲが好きだという竹内さんは中学生の頃から美術部に在籍し、腕を磨いてきました。函館キャンパスに移ったら、クラゲの研究にたずさわってみたいそうです。
高校で美術部に初めて入った、中嶋友哉さん(農学部1年)は二作品を展示していました(写真3枚目)。水彩で描かれた「笑」はいつか骨になっても笑っていたいという思いが込められています。色鉛筆と水彩による作品「色」はキツネを題材にしています。普段はよく動物を描く中嶋さん。キツネのあざとい感じが気に入っているそうです。
間枝桜子さん(文学部1年)は水彩画「前日」を展示(写真4枚目)。この作品は世界が終わる前日をイメージしているそうです。「そんなたいへんな日の前日、間枝さんはどんなふうに過ごすのですか」と問い尋ねると、「いつもと変わらないと思います。普通にしていたいですね。」と明るく答えてくれました。
連日100名前後の来場者でエンレイソウギャラリーは賑わうそうです。会期は残り2日。紅葉で美しい北大を散策して、新人展にふらっと足を運んでみませんか。笑顔がステキな黒百合会の新入部員がお待ちしています。