理学部5号館1階にて行われている物理学展では、「なぜ?」と「驚き」がたくさん! 液体窒素で冷却した金属片をレールの上に静かに置くと、なんと宙に浮きました。そしてトン、と押すと音もなく金属片がスムーズにレール上を走ります。子どもたちはその様子を楽しそうに見ていました。
(子どもたちは走る金属片に興味津々)
(冷却した金属片が音もなくレール上を走ります)
この実験の原理である「超電導」について熱く語ってくれたのは高橋茉里さん(物理学科3年)と高田翔平さん(物理学科2年)。高橋さんは宇宙や星が好きで、それを学びたくて物理の道に進んだそうです。高田さんは物理学の魅力を「身の回りの現象は一見とても難しく感じるが、一つ一つ紐解いていくことで簡単に考えることができる」と語ってくれました。静電気を起こすヴァンデグラフ装置の解説をしてくれた池田 史さん(物理学科3年)は「朝焼けの青や赤の色を見るとき、なぜそうなるのだろうか、と感じます。物理を学ぶとその美しさのわけを知ることができます。物理には自然に対する感性が大事だと思います」とお話してくれました。
(高田さんはホワイトボードを使って、超電導の原理を川の流れなどの例えを使って説明してくれました)
(池田 史(ふみひと)さんが手を置いているのは静電気を発生させるヴァンデグラフ装置。静電気を体にためるとどうなるか…? ぜひ体験してみてください)
一般の方々はもちろん、親子でぜひ物理の魅力に触れてみましょう! 物理学展は本日2日は10時から17時まで、最終日3日は10時から16時まで開催しています。
【田渕久倫・CoSTEP本科生/社会人】