2019年2月22日の朝7時50分頃、「はやぶさ2」が小惑星リュウグウに着陸、岩石を採集した後、無事離脱しました。リュウグウは地球から約3億km離れた直径約900mの小惑星です。着陸は当初2018年10月に行う予定でしたが、地面にはいたる所に大小の岩石が転がっており、適切な着陸場所が見つかりませんでした。見つけた場所はわずか半径3m。この小さな的に向って降下し、みごと着陸・離脱したのです。
今回のミッションは、リュウグウの岩石を持ち帰り、その組成を分析して太陽系の起源に迫ることです。2005年の「はやぶさ」によるイトカワ到達に続く、ビッグプロジェクトがひとまず成功を収めました。
いいね!Hokudaiでは過去に「はやぶさ」および「はやぶさ2」関連の取材をしています。「はやぶさ2」の岩石採集装置(サンプラー)を設計した橘省吾さん(当時 理学研究院 准教授/現・東京大学 教授)と、イトカワのサンプルを分析した圦本尚義さん(理学研究院 教授)です。ぜひご覧ください
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【川本思心・CoSTEP/理学研究院 准教授】