本学の小林快次さん(総合博物館 教授)のメッセージと写真が、今年度から使用されている小学校理科教科書『未来をひらく小学理科6』(教育出版株式会社)に掲載されました。小林さんの写真は「いいね!Hokudai」が提供しました。
掲載されたのはコラム「科学のまど」。日本各地から発掘された古生物が掲載されており、そこに小林さんらが中心となって発掘・研究したカムイサウルスと、小林さんも紹介されています。
「いいね!Hokudai」取材班が写真を撮影したのは2015年の1月。当時は発掘・クリーニング作業は終了しておらず、「むかわ竜」のニックネームも、Kamuisaurus japonicusの学名もついていませんでした。カムイサウルスをめぐっては、2003年の発見、2010年の再発見、2013年および2014年の第一次・第二次発掘、2019年の論文掲載・学名決定と徐々に研究が進展してきました。小学校の理科教科書という、いわば「もっとも確実な科学的事実」として扱われるまでに、約17年かかったことになります。「いいね!Hokudai」はこれからも研究の今、知が作られてゆく今を伝えていきます。
【川本思心・CoSTEP/理学研究院 准教授】
小林さんを紹介しているこちらの記事もご覧ください
- 【クローズアップ】#66 むかわ発、日本初! 恐竜化石が示す生命の可能性(2015年12月10日)
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