北大祭は楽しむだけではなく、学びの機会も多く点在しています。北17条にある高等教育推進機構の2階、N242教室「北のフロンティア(https://hokudaisai.com/event/event-itr/north-frontier.php)」では、「北方領土すごろく」を使って北方領土の事を学ぶことができます。
クイズの一例を挙げると、「国後島は沖縄本島より大きい。マルかバツか」。今まで考えたことがない内容に、きっと大人も子供も悩んでしまうと思います。
このすごろくは、内閣府主催の北方領土次世代啓発ラボに参加した、高校から大学院に通う学生、約20名が制作したものです。小学生以上を対象として、アクティブラーニングの手法が取り入れられ、クイズを解きながらゲーム感覚で学ぶことができます。
スタッフの水晶さんは北方領土が見える中標津町の出身で、現在は札幌市内に住む大学生。また、ご自身も北方領土次世代啓発ラボのメンバーとして、このすごろくの制作に関わったそうです。会場では、より個性を出して若い人にも親しみを持ってもらおうと、メイドの服装で参加者を出迎えています。
「親戚が集まった時などにできるよう、クイズの難易度は中学生以上を想定して作っています。今の専攻とは関係無いですが、将来的には北方領土に関わる仕事ができればと思っています」と水晶さん。
来場していた佐藤さん(静岡県出身、北海道大学理学院修士課程)は、「北方領土は竹島同様、一つの領土問題としては認識していましたが、自分事として考えたことは今まで無かった」とのこと。
北方領土問題というと、北海道民であれば一度は学んだり、触れたことはあるものの、実感がわかない人も多いのではないかと思います。それをこの北大祭、かつすごろくという、入りやすい題材を使うことで、良い学び直しの機会になるのではないでしょうか。
開催情報
北のフロンティア(https://hokudaisai.com/event/event-itr/north-frontier.php)
開催場所
高等教育推進機構N242教室
開催時間
6月7日(金)12:00~17:00
6月8日(土)13:00~17:00
6月9日(日)12:00~15:00