ふるさとを離れ、北の大地で大志を抱く学生たち。北大祭では、そんな学生たちによる県人会のお店もあります。
大学のメインストリートをずっと北に上っていくと見えてくる「お好み焼き」の旗。20年以上の伝統を持つ、北海道大学広島県人会によるお店です。
「街中にあるのに豊かな自然が広がっている、北海道大学の環境に惹かれた」と語る岡出海さん(医学部保健学科2年)。1日1,000食以上の売り上げを誇るこの人気店を店長として引っ張っています。
大学祭の出店とあなどるなかれ。お好み焼き屋を営む広島出身の方からの指導を受けながら作った味は、まさに本場広島の味そのもの。焼きそば・卵・野菜のハーモニーに、ソースの香りが食欲をそそります。
北海道大学広島県人会は毎年20名ほどの新入生を迎え、定期的に集まり懇親を深めています。今年も1年生から大学院生までみんなで協力してお店を運営しています。土日にはOB/OGの方もお手伝いに来られるほどの仲の良さだそうです。広島カープのユニフォームや県人会のTシャツで真っ赤に身を包み、和気あいあいとお店を切り盛りする広島県人会の絆が、美味しいお好み焼きの隠し味なのかもしれません。
お好み焼きは1個400円。みなさんもぜひ、本場の味を楽しんでみてはいかがでしょうか?
【金澤幸生・CoSTEP本科生】