図書館本館の前に広がる雪面に、赤ともオレンジともつかぬ色の光が幾筋も延びています。どうやら図書館の窓ガラスにあたった日光が反射しているようです。でも日は高いのに、なぜか朝日か夕日のような色なのが気になります。
よく見ると窓ガラスはブロンズ色をしています。ガラスがこのような色をしており、また、赤い色が反射されているということは、逆に言えば赤色光や近赤外線はガラスを通り抜けられていない、ということでしょう。それらの光は熱を担っているので、このガラスは図書館の内外の熱を遮断する断熱ガラスということのようです。
快適な図書館を実現するために、工夫が施されているのですね。冬はそんな図書館にこもって勉強というのもよいものです。