夏祭りといえば、食べ物、出し物、出店、花火など、目当てにするものは人それぞれかと思いますが、筆者はやはり「食」が一番大事。でも、食べたいものをどんどん買うと、出費もかさんでしまいますよね。
そこで、1,000円あればどんな贅沢なランチができるか、実際に北大祭を回りながら検証してみます!
まず、検証のためのルールはこちら。
1. 予算は1,000円以内。
2. お腹が空いているので行列は避け、すぐに食べられるものを優先。
3. できればデザートも食べたい。
4. クラーク会館までの片道、後戻り禁止。
5. そして、筆者は若者ではないので、胃をいたわりたい。
それでは、さっそく財布から1,000円を取りだし、北17条の高等教育推進機構を出発します。
一軒ずつ、何が売られているのか見ながらメインストリートを歩いてみると、どのお店も趣向を凝らしているため、選ぶのは簡単ではありません。欲望のおもむくままに食べ始めると、100メートルも歩かないうちに、1,000円が無くなってしまいそうです。また、価格帯も幅広く、100円の焼き鳥から1,000円近いご飯ものなどもあるため、1,000円でより多くの物を食べるためには、しっかりと計画を練る必要がありそうです。
一食目は何が良いか迷いながら、南に歩くこと数分。体育館前で出会ったのは、元気に客引きをしているメンチカツ屋さんです。その名も「めんちかちゅ」。金曜の17時の時点で、既に790個も売れている人気店でしたが、タイミングが良く列も無かったため購入しました。
メンチカツの金額は一つ200円。揚げたてで、味がしっかりついているため、ソースが無くてもおいしく食べられます。一食目から良いスタートが切れました。
メンチカツを食べ終わり、さらに南へ向かいます。次はもう少し、お腹にたまるものも食べたい…。そう考えながら見つけたのは、百年記念館前にあった、たこ焼き屋さん。たこ焼き屋さんは何店舗も出店していましたが、なんと8個で300円という、コストパフォーマンスの高いお店です。
店の中では、10人ほどのスタッフの方々が、焼き担当と盛り付け担当に分かれ、手際よくたこ焼きを作っていました。
口の中をやけどしながら、たこ焼きを食べ終わった時点で、残る予算は500円。お腹もほどよく満たされたので、次は何か珍しいものとデザートを食べたい気分です。ですが、医学展や工学祭、外国人留学生が出店しているInternational Food Festival(IFF)のエリアは、行列のできているお店が多いため、引き続きクラーク会館方面へと進みます。
そして、文系祭でひと際目を引いたのは、しいたけ。総合博物館前にある「燻製もくもく」では、原木栽培されたしいたけを使った料理が販売されていました。そこで250円の原木しいたけ炭火しょうゆ焼を購入。
しいたけを食べ終え、手元には残り250円。せっかくなら、キリよく250円のデザートでしめたい、と思いもう少し先へ進みます。ですが、ゴール地点であるクラーク会館までは、もう残りわずかしかありません。
そこでノンオイルで胃にやさしいぜんざいを発見しました。200円なので予算内です。
ぜんざいを食べ終え、ついにゴールであるクラーク会館に到着しました。最終的には50円が残り、1,000円ちょうどにはなりませんでした。ですが、予算内でメンチカツ、たこ焼き、しいたけの炭焼き、ぜんざいを食べられたので胃も心も大満足です。
お祭りというと、出費が気になりますが、北大祭は1,000円あれば、充分に食を楽しめることがわかりました。また、ほとんどの催しは無料で楽しめ、学生の方も、お財布を気にせず満喫することができると思います。
明日6月9日はいよいよ北大祭の最終日です。みなさまもお昼ご飯を買いに、ぜひ北大まで足を運んでみてはいかがでしょうか。