北大祭では、学部や研究会などによる独自の催し物が楽しめる各祭も見所のひとつです。
(各祭についてはこちらをチェック!https://hokudaisai.com/event/kakusai/index.php)
総合博物館の北側の道を入ると見えてくる理学部棟(2号館、5号館)では、理学部による理学祭が開催されています。
道内唯一の理学部である北大理学部は、化学科、数学科、生物科学科(生物学、高分子機能学)、地球惑星科学科、物理学科の計6つの学科で構成されています。理学祭では、このバラエティに富んだ6つの学科による体験実験や展示を通して、自然科学を心と体で楽しむことができます。
ここでは各学科による全力の理学祭を、3本立ての記事でお届けします!
理学部棟の正面玄関に入ると、高分子機能学展が目に飛び込んできます。
高分子機能学展は、「巨大シャボン玉に入ろう!」「スライムをつくろう!」「衝撃吸収ゲル実験!」の3つの実験体験コーナーと研究室紹介のポスターを通して、高分子を身近に感じてもらえるような展示となっています。
エントランスを通り過ぎて2号館のエレベーターで4階に上がると、「化学展」にたどり着きます。
化学展では、化学のふしぎを「見て」「触って」「学ぶ」ことができる実験体験コーナーの他に、研究室紹介やカリキュラムなど化学科に関する具体的な情報が展示されています。
学生が主体となって企画運営をしているという実験体験コーナーでは、炭酸マグマの実験や指紋検出など、様々な実験が用意されています。なかでも指紋検出やルミノール反応の実験は、最新作の舞台が北海道となっている映画名探偵コナンにちなんでいるとのこと。
そこでスタッフが実際に指紋検出をしてみたところ、手がきれいすぎてうまく検出されませんでした(笑)
ここで体験できる指紋検出は汗の成分に対する反応を利用しているため、お試しの際は少し汗ばんでいるくらいがうまく検出されるコツだそうです。
高分子機能学展と化学展では、子供から大人まで楽しめるサイエンスが体験できます。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
次の記事では物理学展と数学展をレポートします。お楽しみに!