ブースの入り口からチラリと見える、ふしぎな骨。なんだか気になって、なかに入ってみると……そこには知らない世界が広がっていました!
入り口で気になった、ふしぎな骨の正体。それは、カマイルカの骨格標本でした。イルカの骨格標本を自分の手で触ってみて、その構造を体感することができました。
お邪魔したのは、北海道大学鯨類研究会札幌支部の展示「北海道の周りの海棲哺乳類と人々の関わり」です。北海道の近海には、骨格標本にもあったイルカ、そのほかにもシャチやアザラシなどの海棲哺乳類が生息しています。
研究会代表の西山さんに、お話をうかがいました。
近年、海棲哺乳類による漁業被害が問題となっています。生態系保全と漁業、そのどちらもないがしろにすることはできないため、この問題解決には時間がかかるそうです。
研究会は、このような問題が存在することを来場者の方にも知っていただきたいと考え、このブースを制作したそうです。
ブースには、海棲哺乳類と人々の関わりのジオラマや研究紹介ポスターもありました。
こちらのリンク
(https://sites.google.com/view/cetology-sap-hokudaifest2024/%E7%A0%94%E7%A9%B6%E7%B4%B9%E4%BB%8B)
からは、研究の一部を見ることができます。
今まで知らなかったけれども、自分から決して遠くない世界がそこにはありました。
海棲哺乳類の世界。あなたものぞいてみませんか?