北大札幌キャンパスで、農家さんたちから直接、農作物や加工品を購入することができるイベント「北大マルシェ」が、いよいよ今週末に開催されます。このイベントは授業の一環でもあり、農学院の修士1年生たちが実行メンバーとして運営に取り組んでいます。
砥山農業クラブは10軒の農家とボランティアの方々で運営されています。クラブについて説明しているのは、立ち上げから運営に携わっている塚本保弘さん(写真右)。
実行メンバーの渡辺康平さんと鬼塚くるみさんが訪れたのは、今年で四回目の出店になる「砥山(とやま)農業クラブ」。代表の瀬戸修一さんの果樹園で、販売する商品や会場での設営などについての打ち合わせを行っています。「昨年はプルーンやプラムが人気だったよ」「生プルーンは珍しいので、試食やステージ企画でアピールするのはどうでしょう」など、当日の打ち合わせをしながら、果樹園を回ります。打ち合わせの合間には、「リンゴは昨年の雪で大きなダメージがでてね。なんとか復活してくれているんだけど」「最近は袋をかけなくても美味しく育つんだよ、楽になったよね」と、農家の生の声を聞くチャンスもたくさん。
写真向かって左から塚本保弘さん(塚本むらまち計画研究室)、渡辺康平さん(農学研究院修士1年生)、瀬戸修一さん(砥山農業クラブ代表)、鬼塚くるみさん(農学研究院修士1年生)
代表の瀬戸さんは「こういう機会を通じて、学生さんたちに農業や農家を肌で感じてもらって、これからの社会に活かしていってもらいたい」と語ります。「彼らを見てると、日本の農業もまだまだいけるなって思いますね」
北大マルシェは今週末、8月31日と9月1日の2日間、農学部前で行われます。
真っ赤に熟れたプラム。枝が重そうに垂れさがります。
大粒のプルーンも。ドライプルーンにはない爽やかな甘さと酸味が人気です。