鈴木稚菜(生命科学院)さんは、tRNAの切れ目をつなぎ合わせる、「のり」として働くタンパク質についての研究に挑んでいます。のりとして働く分子やtRNAをつなぎ合わせる反応を起こすことはわかっていますが、どのようにつなぎ合わせるのかについてはわかっていない状況です。そこで、この酵素の構造を解き明かし、つなぎ合わせる反応の仕組みを明らかにすることを目指して研究を行っています。
このタンパク質の働きを知ることは、人には無害でカビにだけ効果のある薬ができる鍵になるため、私たちの生活と関わりがあるそうです。鈴木さんはこの「のり」として働くタンパク質の研究を通して、病気の原因を突き止めることや、病気に対する効果的な治療薬をつくることの手助けになると考えて、研究に取り組んでいます。
未来に向けた、タンパク質を「のり」に見立ててその役割を明らかにする研究、ぜひ動画で御覧ください。
動画を見る→http://costep.open-ed.hokudai.ac.jp/cs/video/2017self2/suzuki/
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この映像は、鈴木稚菜さん(生命科学院 修士1年)が、大学院共通授業科目「大学院生のためのセルフプロモーション2」の履修を通して制作したものです。
鈴木さんの所属する研究室はこちら
生命科学院 生命融合科学コース X線構造生物学研究室