高津祐太さん(農学院)の研究は、二酸化炭素のおよそ300倍もの温室効果があると考えられている亜酸化窒素(N2O)の研究。温暖化だけでなく、オゾン層を破壊する物質の中でも今世紀最大の原因物質なのではないかという話もあるそうです。
この意外と知られていない悪役N2O は、 大量の肥料が投入される農地から出ていて、この農地から出ているN2Oは地球全体のおよそ7割にもなっています。
何がN2Oを出しているのかと言えば、主に土壌中の微生物です。しかし中には、このN2Oを取り除いてくれるタイプの微生物もいるそうです。
とはいえ、この微生物は、完全に取り除いているというよりは、なんらかの物質に変えているようだ?というところまでは分かってきています。しかし、まだまだそのメカニズムには謎が多く、研究する必要があります。
人間が生きていくためには農業は欠かせません。今まで通り農業を行いながらも、何とかしてN2Oを減らせないか、試行錯誤の真っ只中です。
温暖化とオゾン層破壊の原因物質、N2Oの抑制を目指した高津さんの研究、ぜひ動画でご覧ください。
動画を見る→http://costep.open-ed.hokudai.ac.jp/cs/video/2017self2/takatsu/
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この映像は、高津祐太さん(農学院応用生物科学専攻修士1年)が、大学院共通授業科目「大学院生のためのセルフプロモーション2」の履修を通して制作したものです。