「春は医学部前の桜。夏なら中央ローン。秋はやっぱりイチョウ並木。そして冬は一面雪に包まれたメインストリート。その季節ごとに好きな場所があります。」
そう語ってくれたタイからの留学生キムさんは、現代日本学プログラムの2年生。北大には様々な留学生対象のプログラムがありますが、キムさんが所属するこの現代日本学プログラム、通称「現プロ」もその一つ。歴史・文化・社会・制度の側面から日本を捉え、他の人文社会系学問と融合させつつ、約4.5年かけてじっくりと日本学を学ぶ、学士課程のプログラムです。
4年次には卒業論文を書くことになりますが、キムさんは、日本の法制度をテーマに研究していきたいそうです。
ちなみに、タイでは一人一人ニックネームを持つことが一般的で「キム」もニックネームとのこと。本名はクアサクンルンロート・チュルンディさん。お兄さんのニックネームが「アイス」、妹さんが「サンデー」。キムさんは、アイス・クリーム・サンデーの「クリーム」となるところを、発音しやすく縮めて「キム」に落ち着いたのだそうです。名前のつけ方も、国によって色々ですね。
小さい頃から日本で生活したかった、と語るキムさん。まるでクリームのような札幌の雪に囲まれながら、充実した学生生活を送ってください。