メインストリートから一本入った通りにある理学部棟(2号館、5号館)では、理学部の各学科が全力の「学び」と「楽しい」をお届けする理学祭が開催されています。
理学部棟のエントランスを抜けて5号館へ向かうと、なにやら楽しそうな声が聞こえてくるのは「物理学展」です。
静電気を体に溜めたり、握ると硬くなる不思議な液体に触れたりと、物理学展には体験型の実験コーナーが充実しています。ここでは物理学科の学生による楽しい解説と一緒に、全身で物理学を楽しむことができます。
「握ると硬くなる不思議な液体」の正体は、ダイラタンシーという現象を利用した液体です。ダイラタンシー現象とは、片栗粉などの粒子が含まれている液体に素早く力を加えると、粒子の隙間が小さくなることによって液体の挙動が変化する現象です。
実際に触ってみると、それまでドロドロだった液体が掴むと硬くなるので、非常に不思議な体験でした!
さて、5号館の階段を上がると2階で待ち構えているのは「数学展」です。
数学展では、2022年に北大総合博物館で開催された大人気展「感じる数学展」とのコラボレーションとして、丁寧なキャプションと実演型の実験を通じて数学の面白さや奥深さを学ぶことができます。
他にも、学生とボードゲームで勝負できたり、学生によるミニ講義を聞けたり、たくさんのイベントを通して数学を楽しめる展示となっています。
物理学展と数学展では手と頭を使って全身でサイエンスを楽しく学べます。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
次の記事では地球惑星科学展と生物学展をレポートします。ぜひご覧ください!