北大理学部出身の柳町隆造さんが9月27日に95歳で亡くなりました。
柳町さんは渡米先の研究室で受精・発生の基礎研究にとりくみ、ハムスターでの顕微授精に成功。1963年の論文で発表しました。この技術は生物学・医学に非常に大きなインパクトを与え、その後のヒトでの顕微授精技術、不妊治療につながっていきます。
その功績により2023年の京都賞の受賞もきまっており、11月10・11日に授賞式と記念講演が控えた中での訃報でした。つつしんでご冥福をお祈りいたします。
いいね!Hokudaiでは過去に2回、柳町さんを紹介する記事を公開しています。
- 柳町隆造さん来訪(2022年7月29日)
- 柳町さん、京都賞を受賞(2023年6月17日)
ちょうど今日公開された北海道大学の広報誌『リテラポプリ』第71号(p12-13)にも柳町さんの記事が掲載されています。ぜひご覧ください。
日経サイエンス2023年11月号(9月25日発売)にも柳町先生の記事が掲載されています(p2-5)。掲載写真のなかの1枚、黒岩麻里さん(北大理学研究院 教授)とのツーショットは「いいね!Hokudai」から提供させていただきました。