2022年のノーベル賞受賞者の発表が始まります。今日10月3日の生理学・医学賞を皮切りに、物理学賞、化学賞、文学賞、平和賞と連日続き、来週10日の経済学賞で締めくくられます。
2010年の鈴木章さん化学賞受賞時は、まだ「いいね!Hokudai」はありませんでしたが、昨年はベンジャミン・リストさんの受賞をお伝えしてきました。その他にもノーベル賞関連の記事をこの熱い週に掲載してきました。
2021年化学賞【クローズアップ】速報!北大の主任研究者がノーベル化学賞を受賞!(2021.10.06)
2021年物理学賞【クローズアップ】#159 地球温暖化研究がノーベル物理学賞 ~受賞した真鍋氏ゆかりの研究者に聞く~(2021.10.06)
2020年物理学賞【クローズアップ】#129 2020年ノーベル物理学賞はブラックホール研究に ~北大の物理学者に聞いてみた~(2020.10.09)
北大とのつながりで記事にしておきながらなんですが、北大の研究者が受賞したかどうか、日本人が受賞したかどうかで一喜一憂するだけでは勿体ありません。研究の世界は、一大学や日本人という閉じた枠組みで捉えるべきものではありません。過去から現在へ、そして世界中の研究者たちの繋がりで成り立っているものだからです。
この時期、多くのノーベル賞関連ニュースがながれます。研究分野やキーワードを調べてみたり、受賞者の組み合わせの意味を考えてみたり・・・。そこから見えてくるのは、スターによる華々しい発見というよりは、多くの人々が繋いできた地道な研究の蓄積です。ノーベル賞受賞者発表の10月と授賞式がある12月は、研究という世界を知る入り口があちこちに開いている季節といえるでしょう。