同じテーマで継続的に掲載しているシリーズ記事を紹介するこのコーナー。今回は北大が登場する小説を引用する[物語の中の北大]です。
[物語の中の北大]では、北大が描写されている小説の一節を、その季節にあわせて紹介しています。残雪にぬかるむ春、爽やかな夏、静かな秋、全てが白く覆われる冬。その中で織り成される人間模様。古今の作品は、北大を訪れたことがある人にも、そうでない人にも、その情景を鮮やかに再現してくれます。
本シリーズは2023年5月31日に第1回を掲載し、現在まで10本の記事を掲載してきました。紹介作品は、三浦綾子『続・氷点』(1982)、朝井リョウ『死にがいを求めて生きているの』(2022)、増田俊也『七帝柔道記』(2013)、椰月美智子『緑の中で』(2018)、佐川光晴「八月」(2012)、早瀬耕『プラネタリウムの外側』(2018)、佐々木譲『警官の血』(2007)、東直己『探偵はバーにいる』(1995)、谷村志穂「雪ウサギ」(2003)、佐川光晴「二月」(2012)です。
大河小説、青春群像劇からSF、警察、探偵物とジャンルは様々です。ぜひこれを機会に小説を手に取ってみてください。いつも読むジャンル、作家とは違う作品との出会いは、読書体験を広げてくれます。そして本を片手に、描かれた地を訪れてみるのも一興です。まだまだ北大が登場する作品はあります。順次掲載していきますのでご期待ください。