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520日、気象予報士の菅井貴子さんをゲストに、サイエンスカフェ

FIN
2012
5/20

第63回 サイエンス・カフェ札幌

気象予報は、宝の山

日時: 2012年5月20日(日)午後3時〜4時30分(開場:午後2時30分)
会場: 紀伊國屋書店札幌本店1階インナーガーデン
(札幌市中央区北5 条西5 丁目7 番地sapporo55 ビル)
ゲスト: 菅井 貴子さん(気象キャスター・気象予報士)
聞き手: 杉山 滋郎(CoSTEP 代表・北大理学研究院教授)
定 員: 約80名
参加費: 無料です。当日会場にお越しください
主 催: 北海道大学CoSTEP

気象キャスターとしてご活躍中の菅井貴子さんをゲストにお迎えします。

菅井さんはTVや著書で、気象をめぐる様々な話題を、私たちの日々の暮らしと結びつけ、親しみやすく解説していらっしゃいます。天気予報の舞台裏のお話しなども交えながら、科学技術と生活をつなぐ科学技術コミュニケーションの神髄について、語っていただきます。

菅井貴子さんからのメッセージ

「リチャードソンの夢」と言われるエピソードがあります。1922年、イギリスの数学者・気象学者のリチャードソンが、手計算によって天気予報を行いました。6時間後の予報を出すのに、1ヶ月以上かけて…。

「6万4千人の計算係が、いっせいに行えば、天気予測は可能になるのに。」

彼の夢は、わずかその30年後にアメリカで実現しました。電子計算機(コンピュータ)の導入により、数時間先の気象予測が一瞬にして立てられるようになったのです。

その後、気象衛星の打ち上げにより、宇宙からも大気の監視を行うなど、観測や計算精度も上がり、現代の天気予報は、最先端の科学技術の集積です。

ただ、雨雲のわずか数キロのずれ、雨の降り始めが、数時間、前後しただけで、市民に「天気予報が当たらない」という感覚をもたれてしまう分野でもあります。

気象予報に潜む「宝」を、いっしょに探してみませんか。

菅井貴子さんのプロフィール

横浜市生まれ。明治大学理工学部数学科を卒業後、テレビ番組で数学講師、リポーター、司会などを務める。2000年に気象予報士の資格を取ってからは、首都圏をはじめ南は熊本から北は北海道まで全国各地で気象キャスターとして活躍。「移動距離日本一の気象予報士」を自負。2005年からあこがれの北海道に移住し、NHK「おはよう北海道」などに出演。2011年からはUHB(北海道文化放送)で「U型テレビ」に出演中。

防災士、CFP(上級ファイナンシャル・プランナー)の資格も持ち、北海道大学大学院で「気候多様性に関する北海道の可能性と地域活性化」についての研究も行っている。

著書に『なるほど!北海道のお天気』(北海道新聞社、2009年)『北海道のお天気ごよみ365日』(北海道新聞社、2011年)がある。趣味はお風呂で読書をすること。

Update Date2012.3.10