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1124(土)「第66サイエンスカフェ札幌」開催されます

FIN
2012
11/24

ボク、生物“ロボット”〜科学が生み社会が育てる人工生命〜

第66回サイエンス・カフェ札幌のご案内です。

【内容】

2010年、アメリカの研究チームは、人工的に作ったDNAで自ら増殖する、世界初の人工生命を作りました。現代の科学は、実験室で生命を合成できるレベルにまで到達しています。DNAの「パーツ」を様々に組み合わせ、人間にとって役に立つ生物ロボットを生み出す。あるいは”作ることによって生命への理解を深める”といった考え方は、「合成生物学」という新たな分野に含まれます。まるでSF?いえいえ、時代はもっと進んでいます。今や世界中の大学チームによって、新たな合成生物のアイデアを競い合う国際大会「生物ロボットコンテスト」(iGEM)まで開かれているのです。この取り組みは「生物版ロボコン」とも呼ばれています。

合成生物学は、生物が持つ無限の可能性を引き出せます。石油を生み出す人工細菌や、有害物質を見つけるバイオセンサー、二酸化炭素を吸収する微生物など、様々な応用が期待されています。今回のゲスト、山崎健一さんは、合成生物学の手法で、環境ホルモンを検知すると青く変色する植物を作りました。山崎さんと一緒に、新しい合成生物のアイデアや、人工生命の未来について話し合ってみませんか?

【概要】

日時:2012年11月24日(土)16:30〜18:00(開場16:00)
場所:紀伊國屋書店札幌本店1階インナーガーデン
  (札幌市中央区北5条西5丁目7番地sapporo55ビル)
ゲスト:山崎 健一さん(北海道大学地球環境科学研究院 准教授/合成生物学)
定員:100名
参加費:無料です。当日会場にお越しください。
主催:北海道大学CoSTEP

【ゲストのプロフィール】

山崎 健一(やまざき・けんいち)さん

1956年静岡県生まれ。北海道大学大学院地球環境科学研究院准教授。大阪大学大学院医学研究科修了。医学博士。科学実験の楽しさを教える会社、メンデル工房を創設。合成生物学の国際大会、「生物ロボットコンテスト」(iGEM)に参加するチーム「iGEM HokkaidoU」のオーガナイザーも務める。この取り組みの中で、顕微鏡を通して見た生物の美しさを紹介する「Bio-Artギャラリー」を、学生たちとともに開催した。また科学の面白さや可能性を、理科実験を通して子供たちに伝えている。

【山崎さんの新著が発売】

遺伝子デザイン学入門 I ―かんたんデザイン編

山崎健一・伊藤健史 (著) )¥1,575

出版社: 北海道大学出版会 (134ページ)

発売日: 2012/11/15

ISBN-10: 4832974130 ISBN-13: 978-4832974135

Update Date2012.11.1