CoSTEP(コーステップ)は、コミュニケーター人材を輩出するために、科学技術コミュニケーターが習得すべき知識とスキルについて、体系的に学ぶことができるプログラムを提供しています。
科学技術にまつわる社会課題を考えるうえで必要な知識・意識と、コミュニケーション・表現の手法が身につきます。
北海道大学の学生に限らず、どなたでも受講可能です。
※ 受講にあたっては選考があります。詳細はこちら
通学が基本の「本科」と、オンライン学習と3日間のスクーリングを組み合わせた「選科」があります。選科は札幌在住の方でなくても受講することができます。
CoSTEPはあなたに合った学びを提供
本科
- 総合的に学びたい!
- 知識だけじゃなくスキルも学びたい!
オンラインと対面で学びます
「講義」の他に、
スキルを学ぶ「演習」、
実践を学ぶ「実践演習」があります
選科
- 遠隔からも学びたい!
- 忙しいけど学びたい!
オンラインで学びます
「講義」をオンデマンドで受講でき、
集中的に学ぶ「集中演習」があり、
手軽に学べる選択科目も用意しています
学校教育法にもとづく履修証明プログラム
履修証明制度とは、学校教育法第105条及び学校教育法施行規則第164条の規定に基づき、大学が教育や研究に加えてより積極的な社会貢献として、主として社会人向けに体系的な学習プログラムを開設し、その修了者に対して、法に基づく履修証明書を交付するものです。
CoSTEPのプログラムも、社会人等に多様な分野の学習機会を提供することを目指してつくられたものであり、2025年から履修証明プログラムとして認定されることになりました。本プログラムを修了すると、北海道大学から学校教育法にもとづく履修証明書が発行されます。
またCoSTEPは、大学等における社会人や企業等のニーズに応じた実践的・専門的なプログラムである「職業実践力育成プログラム」(BP)として文部科学省の認定を受けています。
専門実践教育訓練給付制度認定講座
教育訓練給付制度とは、労働者や離職者が自ら費用を負担して、厚生労働大臣が指定する教育訓練講座を受講し修了した場合、本人がその教育訓練施設に支払った経費の一部を受給することができる雇用保険の給付制度です。
CoSTEPのプログラムは、社会人等に多様な分野の学習機会を提供し、キャリアアップに資する特色あるプログラムとして、2025年から厚生労働大臣指定「専門実践教育訓練給付制度認定講座」となりました。
明示書は後日公開します
教育訓練給付制度については、最寄りのハローワークにお問い合わせください。
支給額(例)
本プログラムを修了された方のうち、一定の条件を満たす方は、受講料の一定の割合額(最大80%)が「専門実践教育訓練給付金」としてハローワークより支給されます。
対象となる方
- 雇用保険の被保険者
専門実践教育訓練の受講を開始した日(以下「受講開始日」という)に雇用保険の被保険者の方のうち、支給要件期間が3年以上ある方 - 雇用保険の被保険者であった方
受講開始日に被保険者でない方のうち、被保険者資格を喪失した日(離職日の翌日)以降、受講開始日までが1年以内(適用対象期間の延長が行われた場合には最大20年以内)であり、かつ支給要件期間が3年以上ある方※上記1、2とも、当分の間、初めて教育訓練給付の支給を受けようとする方については支給要件期間が2年以上あれば可 (平成26年10月1日前に教育訓練給付を受給した場合は、その受給に係る受講開始日から今回の受講開始日までに、通算して2年以上の被保険者期間が必要)。
本科
- 講座を期限内に終了した場合
=96,200円(受講料の50%) - 修了時に雇用保険の被保険者である場合および終了後1年以内に雇用保険に加入した場合
=134,680円(受講料の70%)
選科
- 講座を期限内に終了した場合
=81,400円(受講料の50%) - 修了時に雇用保険の被保険者である場合および終了後1年以内に雇用保険に加入した場合
=113,960円(受講料の70%)
※ 一般(北大生除く)の受講生の場合の試算です。
※ 上記に加え、修了後の賃金が受講開始前の賃金と比較して5%以上上昇した場合は、
教育訓練経費の10%が追加で支給されます。
企業の皆様へ
従業員に専門実践教育訓練給付の指定講座等を含む職務に関連した訓練等を受講させ又は受講を支援
する場合に、人材開発支援助成金により訓練経費や訓練期間中の賃金の一部等について助成が受けられ
ます。詳細は下記のサイトをご覧ください。
多彩な講師陣の講義(本科・選科共通)
CoSTEPでは、専任講師だけでなく、多くの外部講師をお招きして、現在進行形の科学技術コミュニケーションに関する27コマの講義を提供します。原則として土曜日の13:00〜14:30に開講されます。
充実の演習(本科)
本科はサイエンスライティングやプレゼンテーション、グラフィックデザイン、映像といった表現技法や、インタビューやファシリテーションのような対話スキル、また、データ表現のような論理的思考法など、科学技術コミュニケーターとしての活動に必要な知識とスキルを専任スタッフが直接指導します。原則として水曜日の18:30〜20:00に開講します。
社会とつながる実践演習(本科)
本科では、教室での学びだけでなく、教員と学生がチームとなって科学技術コミュニケーションを実践していく実習活動があります。大学の研究活動を題材とした読み物の執筆や広報媒体の編集、サイエンスカフェの企画運営、地域の課題発見とアート表現、グラフィックデザインを用いたリスクコミュニケーション活動などを実践します。原則として土曜日の10:00〜12:00に開講しますが、必要に応じて授業時間外にも作業します。
濃密な集中演習(選科)
選科では、数日間でグループで学ぶ集中演習があります。集中演習には「サイエンスイベント企画運営」を学ぶ選科A、「サイエンスライティング」を学ぶ選科B、「インフォグラフィック制作」を学ぶ選科Cがあります。
修了生は1000人以上!
科学技術コミュニケーションの
ネットワークが広がります
CoSTEPでは、科学技術コミュニケーションなんて初めて聞いたという方から、実際に実践活動を行ってきた方の学び直しまで、広く多様な学びを提供しています。学生、社会人、問わず様々な方が受講されています。
これまで修了した修了生は1000人以上、多くの方が研究機関、企業、マスコミ、官公庁で活躍中です!
さらなる学び、研修科
CoSTEP修了生の方は、指導教員のサポートを受けつつ実践活動と研究を行い、成果を報告や論文にまとめることのできる研修科があります。
研修科生は、27コマの講義を受講することもできます。本科・選科に開講されている演習・実習は受講できません。
指導にあたるのは、次の教員です(あいうえお順、敬称略)。
池田 貴子(CoSTEP・特任講師)
大内田 美沙紀(CoSTEP・特任助教)
奥本 素子(CoSTEP・准教授)
川本 思心 (理学研究院・准教授 / リカレント教育推進部)
蔵田 伸雄(文学研究科・教授)
種村 剛(リカレント教育推進部・特任教授)
朴 炫貞(CoSTEP・特任講師)
早岡 英介(CoSTEP・客員教授 / 羽衣国際大学教授)
古澤 正三(CoSTEP・特任講師)
宮本 道人(CoSTEP・特任助教)