はじめに
今年の春にCoSTEPを退いたとき、これまで9年間の「記録」を何らかの形で書き残しておきたいなと思った。「記録」である以上、CoSTEPのことを満遍なく偏りなく書きたい。
ちょっと書き始めてみた。でも、書き進むにつれ、出来事の羅列になってしまうなあと思う。どこかで同じようなことを書いたとも思う。そう、「報告書」だ。
2005年度から5年間は、文部科学省の科学技術振興調整費で活動していたので、その「報告書」が年度ごとに計5冊ある。2010年度からは北海道大学の資金で活動するようになり、2013年度に中間評価を行なった。それにあわせ、2013年度秋まで3年半の活動について「自己点検評価報告書」をまとめた。
「満遍なく偏りなく」書かれた記録は、これらでいいじゃないか。どうせ新たに書くなら、思い出すまま、自由に書いてみたい。
というわけで、以下はあくまでも私的なCoSTEP史です。CoSTEPの活動はこれらに尽きるものではないし、違った見方、意見も当然あるでしょう。
そんな私的なものを「CoSTEP10周年のつどい」の文集に載せてもらえるのか、しかも一人だけ特別枠の長文で。そこは「CoSTEP10周年のつどい」実行委員会の判断に任せよう。ボツになったら、机の引き出し、じゃなくてパソコンのハードディスクに仕舞っておくまでだ。