本ページはCoSTEPの社会的インパクトについてまとめたものです。2022年度から社会的インパクトを評価しています。
科学技術コミュニケーター養成
社会的インパクト
CoSTEPは科学技術コミュニケーションを通して科学と社会の間にあるギャップや課題を解決していきます。そのため、科学と社会の間をつなぐ「科学技術コミュニケーター」を育成しています。CoSTEPは社会的インパクトを高めるため、より多様な分野の科学技術コミュニケーターを養成し、社会において科学技術コミュニケーション活動が広がることを目指します。
CoSTEPのアウトプット
修了者数
CoSTEPは2005年から日本の大学で唯一、大学の外からも受講できる科学技術コミュニケーター養成講座を開講しています。本講座の修了生は2025年4月の時点で1400名を数え、日本で最も多くの科学技術コミュニケーターを養成しているプログラムになります。

プログラムの認定状況
CoSTEPは北海道大学の履修証明プログラムです。また科学技術コミュニケーター養成プログラムの中で唯一、文部科学省が認定する職業実践力育成プログラム(BP)であり、厚生労働省が支援する教育訓練給付の講座指定講座です。
アウトカム~CoSTEPを超えた成果~
修了生の書籍や記事
笠田竜太「カサダがこだわるカタサの研究とサイエンスコミュニケーション」(サイエンスコミュニケーション Vol.15 No.1 /2025年発行)
『ウェルビーイング・コンピテンシー 学びの現場にウェルビーイングを取り入れるための考え方と実践方法』
外来種がいなくなったらどうなるの? SF思考で環境問題を考える』
雁屋優
『科学史ひらめき図鑑 世界を変えた科学者70人のブレイクスルー』(ナツメ社/2019年発売)
イベント事例
*事例のご報告はCoSTEPまで
2025年度
- 「ビジュで楽しむ化学(ケミストリー)」
- 「蔵前の生き物たち」
- 「4人のサイエンスコミュニケーターが行く! サンドキャッスルTRPG「ブリークウッドの塔」」
- サイエンス井戸端会議
- サイエンスカフェ【ギネス記録保持者の亀井さんと緑川さんに、ものづくりの情熱を聞いてみた】
- 「札幌で先住民族アイヌを考えるマジョリティ・ネットワーク形成の試み」
地域連携
社会的インパクト
CoSTEPは科学技術コミュニケーションを通して開かれたコミュニティによる誰もが暮らしやすい社会への貢献を目指し、地域でサイエンスコミュニケーションの実践を行っています。CoSTEPは地域の科学技術コミュニケーション活動に従事するとともに、科学技術コミュニケーションを通して地域課題の解決に寄与します。
CoSTEPのアウトプット
サイエンスカフェの開催
CoSTEPは2005年から毎年定期的にサイエンスカフェを実施し、北大の研究者をゲストに迎えるサイエンス・カフェ札幌は2025年で延べ146回行っています。
地域と連携した事業の開催
CoSTEPは地域のイベントおよび高校において4年間で58回の講義およびイベントを行っています。
2025年度(15回)
- 月寒公園パークライフカフェ「キタキツネ〜これまでをふりかえりこれからを考える〜」を実施
- 人獣共通感染症研究拠点形成プロジェクト キックオフシンポジウムに登壇
- 留辺蘂高校にて出張授業を実施
- さっぽろ市民カレッジに登壇
- CoSTEPが札幌市、SCARTSと共に高校生向けの 特別プログラム「あかさかな」を立ち上げ
- 釧路市役所でプレコンセプションケアのワークショップを開催しました
- 北海道立消費生活センターのイベントに動画コンテンツを提供しました
- 酪農学園大学附属 とわの森三愛高等学校で「コマドリで描く2050年」を開催しました
- 白老町役場での「ビジョンワークショップ」に登壇しました
- 札幌啓成高校でワークショップ「しあわせなしあさって」を開催しました
- スタッフの池田が札幌手稲高校の2年次に向けた大学の学びを紹介する講演会で登壇しました
- 立命館慶祥中学校・高等学校SSH 第3回 R-Conferencesで指導・助言を行いました
- トヨタ財団の2024年度特定課題「人口減少と日本社会」助成されることとなりました
- 次世代和牛生産システム構築拠点」のキックオフシンポジウムに登壇しました
- 教養深化プログラム授業で「明るき窓あけてー鈴川小学校、116年のひびき」を制作しました
2024年度(15回)
- SCARTS×CoSTEPアート&サイエンスプロジェクト「荒木 悠 『双殻綱:幕間 BIVALVIA: INTERMISSION』」を開催しました
- 十和田市現代美術館で50:50ワークショップを開催しました。
- 立命館慶祥中学校・高等学校SSH 第2回 R-Conferencesで指導・助言および運営指導を行いました
- 札幌啓成高等学校で助言指導にあたりました
- スタッフの池田が北見市の留辺蘂高等学校で講義をしました
- スタッフの池田が札幌月寒高等学校「総合的な探究の時間」で講義をしました
- 立命館慶祥中学校・高等学校SSH 第1回 R-Conferenceで指導・助言および運営指導を行いました
- ヒグマとのすみ分けについて考えるイベントを開催しました
- 「IMAGINE HOME, SWEET HOME」を開催しました
- 「森の物語:韓国の作家2人が見た北海道大学研究林」を開催しました
- SCARTS×CoSTEPアート&サイエンスプロジェクト「時間展望-もっと先の自分へ」を開催しました
- 札幌市公園緑化協会と連携協定を締結
- 第35回三省堂サイエンスカフェin札幌 CoSTEPシリーズ19「血管研究の先に見えるもの」を開催しました
- 2024年度大学院講義 大学院生のための研究アウトリーチ法がオープンキャンパスに参加
2023年度(15回)
- 手稲高校で大学の学びを紹介する講演を行いました
- スタッフの池田が留辺蘂高校で出張授業を行ないました
- 2023年度大学院講義 大学院生のための研究アウトリーチ法がオープンキャンパスに参加
- 手稲高校で大学を紹介する講演を行いました
- 札幌国際芸術祭 共通実習を開催しました
- 「《漂う風景 Drifting Scenery》 韓国光州での展示を中心に」を開催しました
- SIAFイベント 「Side Effects 2022-2024 IEIE, Reflected: Phase 4」を開催しました
- SIAFイベント「高校生と考えるアート&サイエンス」を開催しました
- 選科生向けの撮影講習を日本科学未来館で実施
- トークイベント「韓国、女性、本」を開催しました
- CoSTEPが第2回出島組織サミットに参加
- 「三上直之と100人の市民カイギ」を開催
- 教育喫茶「アート×教育×テクノロジーの実践と今後」に登壇しました
- Hokkaido Summer Insutitue「札幌の100年後を考える」を開講しました
- 北海道ジオパークまつり2023に協力
2022年度(13回)
- 2022年度Academic Fantasista事業として札幌日大高校で出張講義をしました
- 立命館慶祥中学校・高等学校SSH課題研究発表会で指導・助言を行いました
- 札幌啓成高校探究学習プログラムFuture Vision発表会で指導・助言を行いました
- 2022年度大学院講義 大学院生のための研究アウトリーチ法がオープンキャンパスに参加
- 修学旅行生向けに科学技術コミュニケーションを紹介する講演行いました
- 本科ソーシャルデザイン実習が「エシカル×シカケル」で動画 7本 リリースしました
- HSFC「DEMO DAY 2023」でサイバコのビジネスプランをプレゼンしました
- サイエンス・フェスタ2022にアノオンシツが出展しました
- 新型コロナを語りあう学生座談会を実施
- 「地域エネルギーによるカーボンニュートラルな食料生産コミュニティの形成拠点」のキックオフシンポジウムに参加しました
- 札幌の木、北海道の椅子展 ’21 ’22を開催しました
- 北洋銀行が北大とつくったSDGs教育教材「SDGsをさがせ!」が公開されました
- 冊子「つながるSDGs~札幌のまち、10の取り組み~」を作成しました。
いいね!Hokudai
CoSTEPは「いいね!Hokudai」というオウンドメディアを運営しています。4年間で772記事を掲載しています。
- 2025年度 掲載記事数 122記事(12月時点)
- 2024年度 掲載記事数 178記事
- 2023年度 掲載記事件数 240記事
- 2022年度 掲載記事件数 232記事
学外連携
CoSTEPは札幌市文化芸術交流プラザ、緑化協会、札幌国際芸術祭事務局の3機関と連携協定を締結しています。
アウトカム~CoSTEPを超えた成果~
サイエンスカフェ参加者数
2022年度から2025年度までに開催されたサイエンス・カフェ札幌の参加者数は延べ866名です。
145回(37人)/144回(50人)/143回(25人)/142回(12人)/141回(27人)/140回(33人)/139回(32人)/138回(34人)/137回(42人)/136回(34人)/135回(36人)/134回(26人)/133回(35人)/132回(34人)/131回(30人)/130回(15人)/129回(64人)/128回(68人)/127回(60人)/126回(31人)/125回(29人)/124回(80人)/123回(32人)
メディア掲載実績
2022年度から2025年度までに開催されたイベントのメディア掲載は以下の通りです。
作成中
いいね!Hokudaiの実績
Facebookのフォロワー数は、現在1.2万人です。1ヶ月の本サイトの閲覧回数は23,457回です。
質的な効果
【事例①】科学技術コミュニケーションを通した野生動物との共生
北海道では野生動物との共生は、社会の大きな課題のひとつです。地域の公園や高校と連携し、野生動物との正しい付き合い方を学ぶ教材開発、対話の機会の創出に取り組んでいます。
国際活動
社会的インパクト
CoSTEPはアジアでも有数の科学技術コミュニケーション専門の研究教育機関です。近年は国際的なプレゼンスを高めています。アジアにおける科学技術コミュニケーション教育の開発、アジアの科学技術コミュニケーション研究のネットワーク形成に寄与しています。
CoSTEPのアウトプット
国際イベント参加実績
作成中
国際的な教育実績
作成中
アウトカム~CoSTEPを超えた成果~
アジアにおける科学技術コミュニケーションのハブとしての役割
作成中
CoSTEPから生まれた新しい教育プログラムの可能性
作成中
研究
社会的インパクト
CoSTEPは日本で唯一の科学技術コミュニケーション専門の研究機関として、日本の科学技術コミュニケーション研究を牽引しています。研究を入り口に、科学技術コミュニケーションを通した課題解決に取り組んでいます。
CoSTEPのアウトプット
JJSC発行
CoSTEPでは、日本初の科学技術コミュニケーションの学術ジャーナル「科学技術コミュニケーション(Japanese Journal of Science Communication、略称JJSC)」を2007年より毎年2号、発刊しています。2025年8月までに掲載された論考は延べ154報です。

教員の研究費獲得実績
CoSTEPの教員は下記のような研究費獲得実績があります。
| 種別 | 代表者 | 研究課題名 | 期間 | 金額 |
| (分担者) | (千円) | |||
| 科研費 | 奥本素子 | STEAM教育におけるアートを用いたマルチモーダル思考支援の検証 | 2022/04/01~2024/03/31 | 4,030 |
| 基盤研究(C) | ||||
| 科研費 | 池田貴子 | 市民主体のキタキツネ管理と共生のための科学コミュニケーション法の開発と実践 | 2022/04/01~2024/03/31 | 4,680 |
| 基盤研究(C) | ||||
| 大学発新産業創出プログラム(START) | 奥本素子 | サイエンスコミュニケーションで生み出す社会との共創の場 | 2022/04/01~2023/03/31 | 1,886 |
| 科研費 | 愛甲 哲也 | 野生動物と人の軋轢と意識に即した情報提供・教育ツールの効果検証 | 2025/04/01~2028/03/31 | 4,550 |
| 基盤研究(C) | 池田貴子 | |||
| 科研費 | 林田京子 | サブサハラにおける顧みられない熱帯病対策のためのワンヘルス研究ネットワーク形成 | 2025/04/01~2028/03/31 | |
| 研究拠点形成事業 B.アジア・アフリカ学術基盤形成型 | 池田貴子 | |||
| 科研費 | 奥本素子 | 社会課題連携型STEM教育「コンバージェンス教育」を実装するための学習モデル開発 | 2025/04/01~2028/03/31 | 18,850 |
| 基盤研究(B) | ||||
| 科研費 | 前田恵理 | 自然妊娠を促す不妊予防・治療システムの構築に向けた研究 | 2025/04/01~2028/03/31 | 29,640 |
| 学術変革領域研究 | 奥本 素子, 朴 ヒョン貞 | |||
| トヨタ財団 | 奥本素子 | 社会文化的アプローチを用いたプレコンセプションケアワークショップの開発と評価 | 2025/04/01~2027/03/31 | 9,980 |
| 2024 人口減少と日本社会 | 朴 ヒョン貞 | |||
| 科研費 | 本平 航大 | 農業環境を対象としたPFAS類縁化合物の一斉分析法の開発とその環境応用 | 2023/04/01~2025/03/31 | 2,860 |
| 研究活動スタート支援 |
アウトカム~CoSTEPを超えた成果~
JJSCの閲覧
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教員の研究成果
作成中