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茶室でコミュニケーション、差の湯の会を福島で開催

SOON
2026
4/10
6/22

「差の湯の会」とは彫刻家 阿部乳坊と、奥本素子が取り組む2013年から始まったサイエンスコミュニケーションの共同プロジェクトです。

「差の湯」は、日本の伝統的な茶室や茶の湯の作法をヒントに、お茶会形式で科学者や研究者、専門的な知識を持つ方々と対話/コミュニケーションをするための試みです。お茶やお菓子とともに、日常とは少し
違った科学の話が専門的な知識を持つ方々から語られます。そこで行われるのは、大学の講義のような一方
的な話ではなく、少人数で、互いの違いを尊重しながらじっくりと語り合う対話です。
限定的で身体的規律を求められる空間の中、一定の緊張感を保った状態での対話はどのようなものになるのか。お互いの「差」ー考え方や経験の違いーを知り、受けとめ合うことを大切にしています。

対話の場である「差室」は、日常の延長ではなく、普段とは少し異なる時間と空間が流れる場所を目指して
います。「禅の思想」「千利休の茶の湯」からインスピレーションを受けつつも、現代的な新たな解釈を加
えています。「差室」では他者と肩が触れ合うような、狭い限られた空間であったり、バルーン作品に寝そ
べりながらなど、非日常の空間の中での対話を行うことに重きを置いてきました。またその都度の研究者、専門家の特徴や個性などのリサーチを通して、アイデアを巡らせ「差室」を制作しています。材料選びなども含め、対話と空間に合わせたテンポラリーな空間を作ってきました。

東日本大震災から14年。
2026年に福島で再び芸術祭、アラフドアートアゲイン2026が開催されます。その芸術祭に差の湯も再び出展します。今回は「ややこしい話に少しだけ足を突っ込む」をコンセプトに、足湯の上に差室を作ります。この差室の中で、少しだけめんどくさい話を足に突っ込んでみませんか。

差の湯の会 お申込み

差の湯の会のお申し込みは以下のリンクからお申し込みください。

差の湯の会は研究目的で対話の様子を記録しますが、個人が特定される形では公開しませんので、フォームにてご同意ください。

差の湯の会の参加には2,500円(「差の湯の会」お茶菓子・オリジナル手拭い付きの芸術祭特別チケット)が必要になります。 本チケットで芸術祭の他の作品も楽しめます。申し込み後に、購入のリンクを送付します。

差の湯の会 ラインナップ

4月
4月10日(金) 13:00~  差の湯の会

閉じられた空間の中でちょっと話しにくい話をする「差の湯の会」。「差の湯の会」が生まれたのはちょうど2013年初めてのアラフドアートアニュアルの時でした。話しにくい話を話すためのアートとは、差の湯の会についてちょっとだけ足を突っ込んでみませんか。

ゲスト 阿部乳坊・奥本素子

 

4月11日(土) 10:00~   ウサギの会

かつて毒ガスの製造が行われていた無人島が、現在では「ウサギの島」として知られる観光地になっています。島という閉じられた空間の中で形成された、ウサギが多数生息する独特の生態系。観光客の餌やりに依存せざる得ないウサギとそのウサギの存在が野生動物と我々に与える影響など、「かわいい」の背後にあるさまざまな側面について、ちょっとだけ足を突っ込んでみませんか。

ゲスト 兼子伸吾さん(福島大学共生システム理工学類 教授)

4月11日(土) 15:00~    雪の会

雪国の民にとって、雪は故郷の風景であり、自然の脅威でもあります。温暖化が進み雪害の被害も顕在化している昨今。それでも雪国に住み続けることの意味とは何でしょう。
雪の美しさ、雪という文化、そして雪に対処する暮らしという視点を通して、降り積もる雪への思いを語りつくしませんか?

ゲスト 上石勲さん(国立研究開発法人防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター 客員研究員
雪国総合研究所(仮称)準備室長

4月12日(日) 10:00~  プレコン!の会

プレコンという言葉はご存じですか?受胎前の健康づくりという意味のプレコンセプションケアという活動の略称です。出産の高齢化が進む中で、出産や性に関する医学的な情報を若い人にも伝えることが求められています。ただ、なかなか伝えづらい!個人の意思決定に影響をもたらすような情報をどのように伝えればいいのか?情報を伝えるゲームなども使いながら、話してみましょう。

ゲスト 朴炫貞さん(千葉大学コネクト)

4月12日(日) 13:00~  プレコン!の会

プレコンという言葉はご存じですか?受胎前の健康づくりという意味のプレコンセプションケアという活動の略称です。出産の高齢化が進む中で、出産や性に関する医学的な情報を若い人にも伝えることが求められています。ただ、なかなか伝えづらい!個人の意思決定に影響をもたらすような情報をどのように伝えればいいのか?情報を伝えるゲームなども使いながら、話してみましょう。

ゲスト 朴炫貞さん(千葉大学コネクト)

5月
5月16日(土) 10:00~  ラッパムシの会

ソライロラッパムシはさわやかな青い色の単細胞生物です。池や沼などに住み、単細胞なので目を持ちません。それなのにラッパムシは自分の居心地のいい場所、実はすみっこ!を探し当てて移動します。
一見何も役に立たなさそうなこの研究、だけどなんで調べるの?越後谷さんに聞いてみよう!

ゲスト 越後谷駿さん(東北大学 医工学研究科 特任助教)

5月16日(土) 15:00~  これからの浜通りを語り合う

福島第一原子力発電所の事故で、福島県の浜通りエリアの多くの場所が避難指示区域に指定されました。あれから15年、今、浜通りには新しい研究機関や観光施設が生まれて、復興のその先の街づくりが始まっています。
富岡町にある廃炉環境国際共同センターもその一つ。そこで働く須山さんは富岡町に住み始めて1年になります。差の湯の会も1年前に浜通りエリアへ取材に行きました。震災、そして原子力災害が起こった後、地域はどのように立ち上がるのか。当事者も部外者も、足を突っ込んで語り合います

ゲスト 須山 賢也さん(JAEA、廃炉環境国際共同研究センター センター長代理)

5月17日(日) 10:00~   里山の会

人が住む場所と自然が交差するところ、それが里山です。人口減少や離農の影響で里山への人の影響は減少しており、野生動物の被害が顕在化したり、環境が逆に破壊されたりと困った問題が生まれています。
じゃあこれからの里山への人の関わりは?私は関係しているの?ライフスタイルに合っていたから成り立っていた里山での環境保全。里山との距離が離れた現代で、自然と共に生きることの難しさについて、ちょっと足を突っ込んでみませんか?

ゲスト 上田羊介さん(神戸大学大学院人間発達環境学研究科里山共生講座 学外連携研究員

5月17日(日) 13:00~   原子力発電を越えての会

原子力発電はクリーンで再生可能なエネルギーである一方、ひとたび暴走すると大きな被害をもたらします。原子力発電のように暴走しないエネルギーとして期待されているのが、核融合発電です。最近ではフュージョンエネルギーと呼ばれています。原子力発電は重たい原子を分裂させてその時に生まれる熱で発電します。一方、核融合は水素のような軽い原子を衝突させ、それが融合する瞬間のエネルギーを使います。核融合は安全でクリーンなエネルギーであるとされていますが、実現するのはとても難しく、まだ研究が続いています。どうして難しいの?本当に安全?など未来のエネルギーを研究する大学院生と直接話してみませんか?

ゲスト 宮岸太一さん、齋藤隼輝さん(東北大学 工学研究科 量子エネルギー工学専攻 原子力材料工学部門←研究室名 博士後期課程)

 

Update Date2026.4.1