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アノオンシツ協力した「柿本拓哉写真展」開催されています

2021.7.15

北大の古い温室を場にして、バイオアートを軸にしたアートプロジェクトを進める「アノオンシツ」プロジェクト。アノオンシツの周辺で伐採した木を記録するために保管していた木のディスクを、写真家の柿本拓哉さんが撮影した写真展が、ritaru coffeeが新しくオープンしたギャラリーnothingで開催されています。

柿本さんは写真や映像を用いて作品をつくっています。オンシツで木のディスクを見たとき、その生命感からくるカッコ良さに惹かれたといいます。

夢中で、オンシツにセットを立て、黒バックで撮影をした写真を見たら、木のディスクに対する視線が、静物ではなく人を撮っているように感じられました。普段柿本さんがよく撮影するポートレートのような、木のポートレートと言えるところでした。

木のディスクは、伐採してから半年ほど経った状態で撮影しました。自然が持つ形の不思議や乾燥された様子から、木のディスクを撮影した写真なのに、獣やカマキリ、地図や風景に見える時もあります。

柿本さんは今回の展示のテーマを「翳」に設定し、2部構成にした展示を企画しました。1部は木の写真、2部では人の写真が見られます。

“ただ、今、ここにあるものを直視すること。
今、会っている目の前の人を直視すること。
そして一度『いつも』の、その概念を捨ててみて

違う角度からアプローチしてみること。
僕にできたのはそれだけです。”

展示に、スタッフの朴も文章を添えました。

コロナで一変した世界。その中で自然に対してより意識するようになったという人が多いです。自然を見る新たな視点が、その自然を見る自分に対する発見が、展示を通してできると思います。

作品は好きな大きさで、購入も可能ですと、説明してくれる柿本さん

展示が開催されているギャラリーの隣のritaru coffeeでは、北大牛乳や北大アイスが味わえます。展示と合わせてお楽しみください。

柿本拓哉写真展
2021年7月7日─7月20日(7/20は18:00迄)
7月20日から8月1日まではポートレートの展示が続きます。
nothing
〒064-0823 北海道札幌市中央区北3条西26丁目3-8 N2ビル2F
https://www.instagram.com/nothing_ritaru/

展示が北海道新聞と、北海道建設新聞に記事で紹介されました。