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出会いと学びの大海原へ│2025年度受講生体験記

2026.3.17

金 由貴子│2025年度 選科B(サイエンスライティング)
札幌市月寒公園職員

受講のきっかけ

私が働く月寒公園では、2020年よりCoSTEPと協働で、キツネの調査や普及啓発を行っています。公園の獣害問題に取り組みたいと考えていた時に、キツネの研究者である池田貴子先生に出会ったことがきっかけでした。月寒公園は本科の実習フィールドとして活用されており、公園のイベントで受講生が趣向を凝らしたキツネ観察ツアーを企画したり、エキノコックスのボードゲームを作ったり、毎年オリジナリティあふれる企画が生み出されることに、私は度肝を抜かれつつ、様々な年代の人たちがとても楽しそうに、一丸となって取り組む姿が、とてもまぶしく見えていました。文系の大学を卒業し、科学技術は無縁だと思っていましたが、次第にCoSTEPへの興味がムクムクと沸き、気軽な気持ちで応募しました。

没入感を味わえた集中演習

一番印象的だったのは、3日間の集中演習です。選科Bはサイエンスライティングがテーマで「科学技術コミュニケーターについて自分の経験を踏まえて高校生に伝える記事を書くこと」が課題でした。事前に企画書や記事の原案を作って、集中演習では「相互インタビュー」や「文書デッサン」など色々なことを学びながら、文章を磨いていきました。

選科B集中演習での相互インタビューの様子

互いの記事を読みあい感想や改善点を伝える「ピアレビュー」は、3日間で何度も何度も繰り返されました。みんな的確にコメントをくれるのに、私は短い時間で相手の記事を理解することも大変!何を言ったら良いのやら・・・と文章を書く以上に苦労しましたが、これまでこういった経験が少なかった自分に気づき、文章を読み解く力や、相手への伝え方を学ぶ一番の機会になりました。また、皆さんのテーマは、AIや自動運転から、動物福祉や魚の話まで実に様々で、それぞれに思いを寄せる人たちを通して、新しい世界にたくさん出会うことができました。
もともと文章を書くことは好きでしたが、企画から考えると一か月以上かけて1つの記事に没入した日々はなんとも贅沢で、最高に楽しく幸せでした。

 

日々の生活を見つめなおしたい社会人におすすめ!

仕事を続ける中で充実感がありつつも、閉塞感を感じるときは、誰にでもあるかもしれません。私はそんなときにCoSTEPを受講しました。いざ始まってみると、出会いと学びにあふれる日々は想像以上に大変で、熱量が高い皆さんの中で気後れすることありましたが、いつの間にか小さな世界だけを見ていた自分に気づくこともできました。怒涛の日々は、振り返ると意外にも、漢方のようにじんわりと、心と体を健やかにしてくれた気がします。そして何より、大人になってからの学びはとても楽しい、そんなことに気づいた一年でもありました。
CoSTEPは、日々の仕事をがんばる社会人にこそおススメです。私もCoSTEPと繋がりながら、これからも色々なことに挑戦していきたいと思います。