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多様な科学技術コミュニケーション

2013.3.1

CoSTEPで学んださまざまなスキルは私の「世界の見方」を変えました。街を歩くとポスターのデザインに注目してしまいます。会話をしながら「きちんと発声できているかな?」と気になってしまいます。今こうして体験記を綴りながら「文を書くのは難しい…」と痛感しています。日常生活にはさまざまなコミュニケーションが溢れています。CoSTEPでの学びは、あらゆる場面に新しい視点をもたらしてくれ、より良きコミュニケーションを目指すための指針となってくれました。

また、受講生一人ひとりの科学技術コミュニケーションに対する意識や、何を目指すかという目的がさまざまであったことが、私の印象に残りました。それらがぶつかり合って、実習チームでの議論が難航することも多々ありました。しかし、多様な科学技術コミュニケーション像があるのは良いことだと思います。科学技術コミュニケーションがつなごうとする「科学」も「社会」も複雑化・細分化しています。その変化に対応するには、それらの媒介を担う科学技術コミュニケーションは多様であるべきです。

CoSTEPを受講すれば、強力なコミュニケーションスキル、そして自分なりの科学技術コミュニケーション像をもつことができると思います。多くの方に受講をおすすめします!

遠藤恭平
北海道大学 理学院 修士課程1年