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人が一番難しくて一番おもしろい ~たくさんの出会いと得がたい経験があった、すばらしく楽しい3日間の集中演習

2015.4.18

私はデザインの研究員です。特に、プロダクトや商品のデザインを考える研究で、どういうものが売れるか?どういう売り方をしていけばいいか?そんなことを研究しています。

これはまさにコミュニケーションを考えることで、私にとってCoSTEPはうってつけの講座でした。コミュニケーションもデザインも、相手がどう感じるかを考えること、つまり人間について探究する、という共通の営みだったのです。

人というものは本当に難しい。自分の考えていることが、伝え方次第では全然違うとらえ方をされてしまう。日々やっていることなのになかなか気づけない。考えれば考える程、難しくなって、頭が痛くなります。

CoSTEPでは選科Aを受講しました。選科Aは夏に3日間の演習があります。3日間でサイエンスイベントを企画するという、聞くに恐ろしいプログラムで、受講を決める時に2番目に不安だったのがその点でした。

不安通り、かなりヘヴィな3日間でしたが、たくさんの出会いと、得がたい経験があった、すばらしく楽しい3日間でした。

(ちなみに一番不安だったのは、eラーニングを受け続ける意志の強さが自分にあるか、という点でした。家が近かったので、土曜日はできるだけ教室に講義を受けに行くようにしていました。札幌在住の方には、このやり方はオススメです。)

修了して私の中に残ったものは、コミュニケーションの技術や、講義で得た知識などもありますが、中でも一番大きいのは「コミュニケーションのおもしろさ」です。人は難しいし、嫌なことがあったりもしますが、それでも、人が一番おもしろいと思いました。自分にはない視点をくれて、自分には想像もつかないことを起こすことができる。

この一年で感じた、「おもしろい!」という気持ちを、もっともっと伝えていけるよう、これからも頑張っていきます!

印南 小冬

北海道立総合研究機構 デザイン研究職員