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JR TOWER ARTBOX AWARD2016 優秀賞をCoSTEP朴炫貞が受賞

2016.3.10

札幌駅構内には、アート作品がたくさん展示されています。

その中の1つ、JRタワー1階東コンコースにある「JRアートボックス」は、JRタワーアートプロジェクトの一環として、毎年公募によって4名の作家が選定され、それぞれの作家が3か月間ずつ展示を行っています。

今年6月からの1年間の展示作品を決めるJR TOWER ARTBOX AWARD2016は、2016年3月3日に授賞式が行われ、CoSTEP教員の朴炫貞が、「Photo Spot」という作品で優秀賞を受賞しました。

Photo Spot は、「写真を撮ることに関する問い -光とフレームで表現する今の記録ー」をコンセプトとして、観客とのインタラクションができるランドマークを目指す、参加型のアート作品です。

ARTBOX AWARDへの応募書類から、作品の概要と(観客の鑑賞プロセス)と、作品に寄せる作家としての期待を抜粋で紹介します。

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観客の鑑賞プロセス

まず①観客は作品の前に立ち、様々なフレームの中で好きなフレームを探す。その後、②鏡やハーフミラーなどに自分がうつりこんだ写真を各自で撮影し、③指定のウェブサイトにアップロードする。時間別に写真がアーカイブされ、日常の見慣れた空間が「フォトスポット」になったある時期の記録として残される。④ウェブサイトは作品のモニターからでも、ウェブからでも確認できる。

観客とのインタラクションができるランドマークを目指す

作品を展示する際に観客の積極的な参加を促し、従来の写真撮影の目的と異なる体験を提供する。「自撮り」を作品の中で行うことで、特定の時空間に関する記録と、各自の表現につながる。また期間限定のランドマークとしての役割を担い、親しみやすい作品を目指し、写真を撮る行為についてより多くの人々に考えていただきたい。

記録と表現で普通を特別にする

モビールや光で常に変化するフレームの中から、自分が好きな「瞬間」を発見することを通して、写真を撮ることに対する考察ができる。また普段使っている言葉やカメラを被写体として撮られること、見慣れている場所での写真撮影を行うことで、そのことは特定の期間・場所における表現が蓄積された記録になる。普通の日常における特別なできごとを、記録と表現を用いて自ら「つくる」ことを目指す本作品を、ぜひ光とフレームで表現する今の記録として楽しんでいただきたい。

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アートボックスは、東コンコースのロクシタンの横にあります。Photo Spotの展示は12月から3か月間です。お楽しみに!