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総合地球環境学研究所で「研究者のための映像制作ワークショップ」を開催

2018.3.30

参加者は、地球研の研究員や広報・研究推進関連の職員、京都大学、金沢大学の教員など11名です。CoSTEPからは早岡英介が講師として、ワークショップ機材準備や技術指導ではサニテーションプロジェクトのメンバーでもある工学研究院・技術職員の片岡良美さん、徳田浩平さんが関わりました。

午前は1時間半の撮影・音声技術に関するレクチャーの後、1時間程度の撮影の実技があり、午後は30分程度の編集・音響技術のレクチャーのあと、2時間半ほどたっぷり時間をとってAdobe Premiere Pro CCを使った編集作業を行いました。

テーマは「地球研の隠れた魅力を探そう」。地球研は風致地区でもある京都市北区上賀茂に位置し、外観には瓦葺きの取り入れや、周囲の樹林を生かすなど景観に調和するよう施設のデザインに工夫がこらされています。

2人1組になって様々な角度から地球研の施設を撮影し、その魅力を映像で探しました。中には、研究中のコンポストトイレやプロジェクトで作ったトイレットペーパーを紹介する研究者もいました。

地球研のキャラクター地球犬(ちきゅうけん)くん(左)と賀茂ナス子(右)

春先に咲く黄色い花を入れたり、知られざるスポット月見台から比叡山を見渡すカットを入れる、三脚を延ばして高い位置からの移動ショットを撮る等、様々な工夫で施設の魅力を表現します。またそれぞれワイヤレスマイクを使用して音声もきっちり収録しています。


結果として5本の興味深い映像作品が生まれました。どれも初めてビデオカメラやマイク、編集ソフトに関する指導を受けて作ったとは思えないほどの完成度で感心させられました。

参加者の皆さんの意欲と学ぶ姿勢から、指導する側も感銘を受けることができ、充実したワークショップとなりました。