次の10年も「カクシン」的なCoSTEPを応援します
山中 康裕
北海道大学大学院環境科学院教授 CoSTEP 5期修了
2015.3.18
CoSTEP 10歳おめでとうございます。第5期の本科生だった私、および現役生も含め指導学生9名がCoSTEPに参加しており、大変お世話になっております。忙しい中通った水曜日や土曜日、特に英国、カナダ、韓国のホテルや空港ラウンジから時差を越えてSkype接続で実習に参加したこと、などが昨日のように思い出されます。10年間、講義講師やサイエンス・カフェ、ラジオのゲストで呼ばれたこともあり、あらゆる立場で関わってきました。
私にとって印象的だったのは、科学技術と社会との関係を様々な角度から考えていく講義でした。水曜日の講義はCoSTEPが大学に存在する意義だと思います。社会人の方々が参加するのも魅力です。学びの環境として、世代を超えて学外に繋がる感覚を持てることは20代の学生にとっても貴重なものと思います。
いまでこそ、グループ作業や実践を組み合わせた形のコースワークは、大学に徐々に浸透してきているように感じますが、これを10年前から始めていたのは、驚くべきことです。“めまぐるしく変わる、ソーシャルメディアや大学を見る目、社会そのもの……”、そんな中でも次の10年間も革新的・核心的・確信的なCoSTEPであることを望みます。同じ大学の一員としても応援していきます。