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119サイエンスカフェ札幌「心って何だろう?ヒヨコ行動から考える~」を開催します

FIN
2021
9/25

こちらでカフェの様子を公開しています

皆さんは、「心」について考えたことはありますか?このテーマに、独自の切り口で挑む研究者がいます。動物行動学者の松島俊也さん(北海道大学 大学院理学研究院 教授)です。松島さんは心について知る手がかりとして、ヒヨコに注目しました。ヒヨコの行動からその心を理解すべく、様々な実験を行っています。ヒヨコに心はあるのでしょうか?
実験により、ヒヨコは一匹の時よりも他のヒヨコが一緒にいる時の方が、餌を得るためにより速く走り回ることが明らかになりました。私たち人間にも、似たような経験があるのではないでしょうか?家で勉強するよりも、図書館やカフェなど、周りに勉強している人がいる方がより集中できる。こんな経験のある人は、ヒヨコに共感できるはずです。ヒヨコも人間も「誰かに負けたくない」という同じ気持ちを持っているように感じられます。
しかし、進化の過程に着目すると、鳥類と哺乳類の共通の祖先が生息していたのは3億年前にも遡り、ヒヨコと人間は系統的には全く異なる生物です。これほど違う生物に共感できるのは何故でしょうか。そもそも、心とは一体何なのでしょうか。また最初の問いに戻ってきます。ヒヨコに心はあるのか。ヒヨコの行動を手掛かりに、一緒に考えてみませんか?

タイトル:心って何だろう?~ヒヨコの行動から考える~
日 時:2021年9月25日(土)15:00~16:00
配 信:オンライン
ゲスト:松島 俊也さん(北海道大学 大学院理学研究院 教授)
聞き手:CoSTEP対話の場の創造実習 受講生
申込方法:無料・事前申し込み不要

*カフェをより楽しむためにお飲み物をご準備することをおすすめいたします

配信は終了いたしました。
こちらでカフェの様子を公開しています

松島 俊也(まつしま としや) さん
北海道大学 大学院理学研究院 教授。東京都生まれ。東京大学卒業後、ブレーメン大学(ドイツ)、カロリンスカ医科大学(スウェーデン)、上智大学、名古屋大学を経て、2007年から北海道大学教授。鳥を主な対象として、認知脳科学と行動生態学の2つの分野を結びつける研究をしている。特にヒヨコの採餌行動に着目して、動物の意思決定がどれほど経済原則、すなわち自己の利益を最大化することに従っているかを調べている。好きなことは電子工作、数学、そして空手。

いいね!Hokudaiで松島さんにインタビューを行いました。以下をクリックすることで読むことができます。

心って何だろう?〜動物行動学者の松島俊也さんと考える〜

Update Date2021.9.13