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CoSTEP連携し制作されたアート作品の展覧会が東京で開催

2019.6.4

2018年度にCoSTEPのアーティストインレジデンス事業、KitAで活動したアーティストの上村 洋一さんの個展「仮の大地」が東京、赤坂にあるギャラリー、MARUEIDO JAPANで開催されます。

北海道斜里町に滞在し、流氷をテーマにしたアート作品を制作

アートを通じた科学技術コミュニケーションの一環として、CoSTEPではアーティストを学内に招き、滞在制作を支援するアーティストインレジデンス事業、KitAを実施しています。

2019年2月から3月にかけてアーティストの上村 洋一(かみむら よういち)さんとCoSTEPスタッフは北海道斜里郡ウトロに滞在し、流氷とそれを取りまく環境についてリサーチを行いました。現地では、マイクロフォンとフィールドレコーダーを使って、流氷が流れ着いたオホーツク海の環境音を収録。さらに流氷の一部を採取して音声とともに再構成し、作品の素材としました。

今回、CoSTEPとの協同から生まれた上村さんの作品の展覧会『仮の大地 / Temporary ground』が、東京都内のアートギャラリー『MARUEIDO JAPAN』にて開催されます。流氷が作り出す音から制作されたインスタレーションは、周囲と相互作用しながら存在する「環境」について考える機会を提供します。

オホーツク海の環境の変化を音で可視化する

冬のオホーツク海にやってくる流氷は、温暖化などの気候変動の影響を受けつつ毎年その姿を変えています。上村さんはこの流氷を、自然物とも人工物とも呼べない不確かで曖昧な存在、『仮の大地』と呼びます。『仮の大地』で録られた音の鑑賞体験は、周囲のものと影響を与えあう「自然」や「環境」、ひいては「人間活動」の姿を可視化します。

【展覧会タイトル】 日本語:仮の大地 / 英語:Temporary ground
WEBhttp://marueidojapan.com/info/exhibition/temporary_ground/
【日程】 2019年5月31日(金)~6月21日(金)※日曜、月曜、祝日は休廊日
【営業時間】 11:00 – 18:00
【入場料】 無料
【場所】 MARUEIDO JAPAN(東京都港区赤坂 2-23-1 アークヒルズフロントタワー 1F)
・東京メトロ 南北線・銀座線「溜池山王駅」12番出口より徒歩3分
・東京メトロ 南北線「六本木一丁目駅」3番出口より徒歩4分
・都バス01系統 新橋行「赤坂アークヒルズ前」徒歩0分