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ラジオ157:2009829

2009.8.29

 

サイエンス・カフェ特集

ブラックホールを〈描く〉男〜宇宙物理学者は星空の向こうに何を見るか?〜

ゲスト:早崎公威(きみたけ)さん(北海道大学大学院理学研究院/宇宙物理学・ブラックホール天文学)

第44回サイエンス・カフェ札幌「ブラックホールを〈描く〉男〜宇宙物理学者は星空の向こうに何を見るか?」(2009年7月25日;sapporo55ビル1階インナーガーデン開催)の様子をお届けします。

宇宙に存在するといわれるブラックホール。ものすごく強い重力をもっていて、超新星爆発によって生まれるそうです。ブラックホールを見る方法はあるのか?ブラックホールがどんどん大きくなっていくと、最後にはどうなってしまうのか?こうした興味深い話を聞くことができました。

当日は天気も悪く、内容も難しいにも関わらず盛況でした

今回のゲストは、北海道大学大学院・理学研究院でブラックホールを研究している早崎公威(きみたけ)学術研究員でした。早崎さんは2008年、銀河同士が衝突、合体する過程を解き明かすカギとされる「双子のブラックホール」の周りに、特徴的なガス円盤ができることを計算によってはじめて説明しました。現在、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」に設置する装置を使って、双子ブラックホールを観測するプロジェクトに参加されています。

脱線しつつも魅力的なトークで会場を沸かせる早崎さん

早崎さんは軽妙なトークに、研究者らしからぬお洒落な風貌。趣味はサーフィンで、石狩や小樽の海岸に出かけ、雄大な自然と対話しながら研究の構想を練ることもあるそうです。今回は、カフェの会場にもサーフボードを持ってきて頂きました。

そしてまた、今回もサイエンスカフェ特集として、会場でのお話をもとに、北大内のスタジオでポッドキャストの収録を行いました。以下、CoSTEP第5期生本科の受講生です。ラジオの収録ははじめてとあって、皆さん緊張した面持ちです。左から、ファシリテーターをつとめた工藤康彦さん、横田恒一さん、橋詰敦樹さん。ディレクターは村松慎也さんでした。

司会をつとめた男たち(カフェ1班はすべて男性でした)

左、村松さん 右は次回カフェを担当する百目木さん(次回予告担当)

今回はゲストの早崎さんにも収録に参加してもらいました

サイエンスカフェだけでなく、ポッドキャストの収録にも、早崎さんは駆けつけてくださいました。カフェのゲストにポッドキャストの収録まで立ち会っていただくのは初めての試みです。

今回のサイエンスカフェをやってみて感じたこと、言い足りなかったことなどを、肩の力を抜いてざっくばらんにお話ししてくださっています。受講生からは、反省の弁や今後の抱負も…

ぜひ、番組をダウンロードしてお聴きください。