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ラジオ177回:惑星気象学と日本の宇宙開発の未来 ―金星探査機「あかつき」挑戦(後編)

2010.11.8

 

●研究室に行ってみよう

北海道大学大学院理学研究院 

渡部重十(わたなべ しげと)教授

 高橋幸弘(たかはし ゆきひろ)教授

●セレンディピティ〜科学を変えた瞬間〜

中谷宇吉郎「人工雪の製作」

◆研究室に行ってみよう〜金星探査機「あかつき」前編〜

今回は、北海道大学大学院理学研究院 宇宙惑星科学分野の高橋幸弘(たかはし ゆきひろ)さんと渡部重十(わたなべ しげと)さんの研究室を訪ね、前編に引き続き、金星探査機「あかつき」についてさらに詳しいお話をうかがいました。取材したのは、CoSTEP6期生の石井 伸彦さんです。

高橋幸弘先生が開発に携わったカメラは、金星の「カミナリ」を観測する目的を持ったカメラです。金星に「カミナリ」があるかどうかは、30年来議論が決着しない大問題であると教えていただきました。金星のカミナリの状態を解明することは、金星の気象を解明する上でとても重要なことだそうです。高橋先生に、金星のカミナリと金星の気象研究の深い関係について、説明していただきました。

高橋幸弘先生

金星探査機「あかつき」は、金星の気象を解明するミッションを持っていますが、その先には、もっと大きな到達点が控えているそうです。「あかつき」によって拓かれる「惑星気象学」という新しい学問の展望について、渡部重十先生が説明してくださいました。「惑星気象学」の発端となった面白いエピソードも盛り込まれていますので、ぜひお聞きください。

 

渡部重十先生

◆セレンディピティ−科学を変えた瞬間−

今回のテーマは、世界で初めて人工雪を作ることに成功した中谷宇吉郎にまつわるセレンディピティです。現在の北大・低温科学研究所は、中谷宇吉郎の成功をきっかけに設立されました。北大キャンパス内には、「人工雪誕生の地記念碑」もあります。

収録の様子

なお、例によって、今回のお話も、あくまでも事実をもとにしたフィクションですので、あしからず。

 

収録お疲れさまでした。