私がCoSTEPを受講するきっかけになったのは、大学院の授業で、科学技術コミュニケーションという活動について知ったことでした。受講前、選科生は主にe-learning による受講なので、疎外感があるのではと心配していました。しかし、SNS によって他の受講生やCoSTEPの先生方と交流することができたため、心配は杞憂に終わりました。 講義はどれも大変興味深く、科学技術コミュニケーションの多様性や課題、科学技術コミュニケーターの役割などについて学ぶことができました。また夏期集中演習では、先生方や他の選科生と直接会い、いっしょに学ぶことができて、とても充実した2 日間を過ごすことができました。 CoSTEP を受講してからは、関連する本を読んだり、新聞の科学面をより注意して読むようになったり、サイエンスカフェに参加してみたりと普段の生活にも変化がありました。多くのことを学び、いろいろな人と交流することができて、思い切ってCoSTEPを受講して本当に良かったと思います。 私は春から研究所の環境安全管理部門で働く予定です。CoSTEPで学んだことを生かして、環境コミュニケーションなどに取り組むことができればと思います。

選科生修了／佐藤 充

筑波大学大学院博士前期課程修了、現在・高エネルギー加速器研究機構技術補佐員、茨城県在住